表彰式まで世界チャンピオンになった事を知らなかった。パラトライアスロン野口佳子選手
パラサイクリング世界選手権で金メダル獲得の野口佳子選手／ジャパンカップ2017
世界チャンピオンになりましたが、どうでしょうか？
世界チャンピオンになったレースのことですが、タイムトライアルだったので、自分が何位なのかさえも全員が走り終えるまでわかりませんでした。
自分の結果で表彰台に上がれると思っていないかったこともあって、片付けをして（笑）帰る準備をしていましたね（笑）そうしたら、スタッフの皆さんに騙されていたのですが、「ちょっと最後に結果だけ、タイムだけ観にいこう」と言われて表彰式の方に連れていかれました。その時に他の選手、その時2位だった選手から「Congratulations（おめでとう）」って言われて、「何で？」って聞いたら、「First Place（1位だよ）」って言われたので、「Really（本当？）」って言って、そこで初めて勝ったことを知ったので、メイクする時間もなく、ノーメイクで表彰台に上がりました（笑）
実は、ロードレースをやったことがなくて、その時はアルカンシェルを知りませんでした。手に入れたあとに、凄い物なんだという実感が日に日に・・・・恐ろしい物を手に入れたんだなということを今実感しているところです。もらった時は何気なくいただいた感じでした。
元々は趣味でトライアスロンを行っていたんですよ。トライアスロンの中でも自転車が得意で、それで実業団でやってみないかという話になったのですが、登録した直後に怪我をして、結局一回も実業団レースに出ないまま障害を負ってしまったのです。
その時に私のトレーニングパートナーだった人が、1回だけでも私をロードレースに出させてあげたいと言ってくれて、そこから練習を始めて、そこから何とかレースに出てみようとなった時にパラサイクリングを紹介してくれたので、それでパラサイリング連盟に入った形です。
