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格闘技をやりながらジムを経営する理由

なぜ格闘技をしながらジムを経営するのか?という質問に対し「後進の育成」「総合格闘技をもっと多くの人に知ってもらうこと」の2点を挙げた安西選手。

「今35歳なんですが、練習相手が自分より年上の人が増えてきた時に『そろそろ自分が後進を育てていかないと、自分の練習相手すらいなくなっていくのでは』と思ったのがきっかけで、ジムを作ることにしました。

それから『格闘技を普及させるために、入り口を作りたい』と思ったのも理由の1つです。格闘技は見てくれる人がいないと、ただの喧嘩になっちゃいますから(笑)」

「楽しいスポーツ」と「競技」は別

現在、入会者のほとんどは競技志向ではなく、ダイエット目的やキックボクシング経験者だという。

同じく格闘技である空手の月井選手も、後進の育成、競技の普及について語った。

「実は私自身、楽しく競技ができた人間では無いんです。勝利だけにこだわって生きてきたので・・・「勝利」の追求と「楽しさ」の追求って正反対ですよね。私は負けず嫌いだから続けてこれただけだと思っています。『好きなスポーツは?』って聞かれたら、バスケって答えます。『楽しさ』だけで言うならそうなっちゃうので。

例えば『学校は楽しくないけど、道場で友達に会うのは楽しい』みたいな環境が作れるよう、子ども達には特に意識して接するようにしています。『楽しい』って思ってもらいたいし、自分の経験は反面教師です」

ジム経営の様々な工夫

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