5月21日からチェコで開催されたマウンテンバイク ワールドカップ。日本からは男子エリートに山本幸平、男子U23に平林安里の2名が参加した。
マウンテンバイク ワールドカップ チェコ大会
1 日時 令和1年5月21日ー5月28日
2 会場 NOVE MESTO
3 参加選手
男子エリート 山本幸平
男子U23 平林安里
スタッフ JCF強化スタッフ
今田大三 メカニック
西川昌己 コーチ
日本からはエリート・U23でそれぞれ1名が参加
21日に1日かけてドイツの宿舎から700kmの車移動をし、チェコの宿舎にチェックイン。22日は「大雨の為にコース試走はしないように!」とUCIからメールが届き、ローラーにて調整を行った。
コースは基本的に斜面を直登する、短くキツイ登り3本が踏みどころでポイントとなる。
山本は毎年走っているのでコースを完全に攻略しており、コンディションを整える為だけに集中した。平林は以前の世界選手権で経験済だが、バイクセッティングと身体のコンディションを整える事の両方に集中。試走時にはシートポストが壊れるトラブルもあったが、前回のシフトトラブルは新品のパーツ交換を行った。
男子U23平林は好スタートを切るも、シートポスト破損で大きくタイムロス
男子U23には平林がエントリー。SL2.8km+3.9kmを6周の26.2kmでレースは行われた。
スタート直後は得意のダッシュも決まり、10番手まで上がることが出来た。しかしSLを終えて1周目に入るところで、シートポストが壊れてしまいサドルの角度が大きく変わってしまい、最初のピットでシートポスト交換を行った。ここで大きくタイムロスしてしまい一気に順位は下がり、そのまま走ったがリタイヤとなった。
男子エリート山本は59位でゴール
男子エリートには山本がエントリー。今回はコースレイアウトと相性がよく、気分的にも落ち着いて調整を行うことが出来た。
レースはSL2.8km+3.9kmを7周の30.1km。スタートは5列目と悪くないところからのスタート。流れに乗って走り出し55位でSLを終えた。一列棒状のロードレースのような集団で周回を重ねる前にも後ろにも選手が終始つながっていて気が抜けない状況でレースは進んだが、最後スプリントで2名を抜き59位でゴールした。
一週間前のドイツ大会よりも体の切れと反応は良くなってきているようで、やはり厳しい本場ヨーロッパでレースを行うことが、成績に結び付くと思える内容でもあった。
今回の遠征はこれで終了となるが、引き続き2020TOKYOに向けて出来る限りのチャレンジは行っていきたいと思う。
ご声援ありがとうございました。
文:JCF強化スタッフ 今田大三