96年ぶり2大会同時決定
9月13日、IOC(国際オリンピック委員会)は、2020年東京オリンピック・パラリンピック後、2024年をパリ、2028年をロサンゼルスで開催することを、ペルー・リマで開催されたIOC総会で正式に決定。2大会の同時決定は96年ぶり。
パリでは1900年、1924年に夏季オリンピックが開催され、2024年の大会で3度目。ロサンゼルスも1932年、1984年に続き3度目の開催。
今回、オリンピック開催に伴う多額の費用負担を理由に、招致辞退が相次ぎ、パリとロサンゼルスのみが最後まで残った。両都市はもともと2024年大会へ立候補していたが、ロサンゼルスは2024年以降、選手村予定地の確保が難しいことから、パリへ譲る形となり、2大会同時決定に至った。
Access HighRes images of @Paris2024 and @LA2028 delegations #IOCSession #Lima https://t.co/Z0xtu0Gcj7 pic.twitter.com/QCgdgWrpcI
— IOC MEDIA (@iocmedia) 2017年9月13日
2020年の先、さらにその先
日本は2020年開催の東京オリンピックへ向け、各スポーツ界が気運の高まりを見せているが、同時に不安視されるのが、2020年の後だ。東京オリンピック後、楽しかった夏祭り後の様に、やって来るのは脱力感ではないか、という不安である。
野球やサッカーなど既に日本でメジャー化し、いつもテレビ中継されるスポーツ以外の種目は、東京オリンピックをきっかけに新たなファン層、競技層の拡大を望んでいる。だからこそ、我々の様なメディアも、その魅力を伝えるため、オリンピックでメダル獲得を目指す選手達以上に、伝え方・切り取り方を磨かねばならない。
2020年がゴールではない。
その先、今回決定した2024年のパリオリンピック、2028年のロサンゼルスオリンピック、そしてその先へ。我々More CADENCEも、その中で自転車競技というジャンルを担い、より多くの人々に自転車競技の面白さを知ってもらい、一層好きになってもらえるよう、選手の皆さんや関係者の方々、そして既存のファンの人々の力を借りつつ、力を尽くしていきたい。
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