観客重視の演出やタイムテーブルが、日本と大きく異なる

大会は様々な演出が施され、大音量で音楽が流れる中、順位決定の部分は夕刻過ぎの夜に行われる。仕事を終えたファンが観戦しやすい時間帯に競技は行われ、観客重視の姿勢は日本と大きく異なる。

活躍の目立った地元イタリア選手団は一時低迷期があり、復活のため総力を挙げて奮起したらしい。短期間でも選手強化は成功する。一方、イタリアといえばサッカー。自転車が盛んなイメージもあるが、最近の傾向では、サッカーは順調であるが自転車は旗色が悪いらしい。

終わりに

レポートの終わりに、今回空港の出迎えからホテル、競技場内、病院など全ての面で大変お世話になり、絶大な支援をしてくれた現地スタッフの横田弘乃さんには感謝を述べたい。

また、大会が終了すると2017ジュニアトラック強化チームは解散となり、世界戦ロードが終了すると新たな選手とスタッフによる新体制で臨む。直面する課題、解決すべき問題は山積されるが、刻々と近づいている東京五輪を見据えて尽力したい。

ジュニア強化育成部会長 折本 裕樹