2024年2月16日、伝説のスプリンター サー クリス・ホイ(イギリス)が自身のSNSにて、2023年に「がん」と診断されていたことを公表した。治療が良好に進んでいることや、パリオリンピックに向けて前向きに過ごしていることを同投稿にて語っている。

イギリスが産んだスーパースター

Chris Hoy (GBR) with the three gold medals he won in cycling at the games at the Summer Olympic Games in Beijing China 19th August 2008. (Photo by David Ashdown/Getty Images)

Photo by David Ashdown/Getty Images

11回も世界王者に輝き、オリンピックにて金メダル6枚(当時最多*)を獲得した伝説のスプリンター。その偉業からイギリス王室より男性に与えられる最高位の爵位である「ナイト(Knighthood)」を叙勲。ナイトの爵位を叙勲したことで「サー(Sir)」の敬称を使うことが許されている数少ない人物。

※2020東京オリンピックにてサー ジェイソン・ケニーが7枚目の金メダルを獲得し、記録を塗り替えている。

『2023世界選手権トラック』の会場にもなった「Sir Chris Hoy Velodrome」にもその名が冠されるほどのスーパースターだ。

日本の競輪にも出走した経験があり、この思い出についてMore CADENCEでもインタビューを行っている。

2013年(当時37歳)の引退後は、主にトラック競技のコメンテーターやプレゼンターとして活動。2021年から始まった『UCIトラックチャンピオンズリーグ』や、母国イギリス・グラスゴーで開催された『2023 UCI自転車競技世界選手権』では公式アンバサダーを務めている。

自身47歳を迎えた2023年、サー クリス・ホイは医師よりがんと診断された。

TCLアンバサダー , 2023世界選アンバサダー

「元気に自転車に乗り、普段の生活を送っています」

お知らせがあります。昨年(2023年)、がんと診断されました。全く症状がないなかでの診断でしたので、非常にショックを受けたのを覚えています。

現在は化学療法を含む治療を受けている最中で、幸運なことにとても良好にいっています。治療やケアを施してくれた全ての医療関係者の方々へとても感謝しています。

私の家族のために、がんのことはプライベートに留めておきたかったのですが、残念ながらそうはいかなくなってしまいました。いかなるサポートにも感謝していますが、この件についてはプライベートに対応していきたいと思っています。そして私と同じような困難に置かれている方々に心よりご同情申し上げます。

私は楽観的に前向きに、そして愛情に囲まれながら過ごすことができています。本当に感謝しています。これまでの数ヶ月はとても辛い日々でした。しかし私は今、元気に仕事をこなし、自転車に乗り、普段の生活を送っています。

今年はパリオリンピックが7月にありますし、とてもワクワクする1年です。早く仕事に取り掛かり、楽しさを皆さんと共有できることを待ち遠しく思っています。

【サイクリスト偉人伝】生ける伝説 サー・クリス・ホイ