UCI(国際自転車競技連合)が自転車競技における今後4年間の戦略的ロードマップ「アジェンダ2022」を承認したと声明を発表した。

ロードレース、BMX大会でのディスクブレーキ使用が全面解禁

Chris Froome

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約3年間のトライアル期間を経て、2018年7月1日より、ロードBMX大会でディスクブレーキの使用が完全に解禁される。

チーム、選手、メカニック、ファン、コミセール、 WFGSGI(スポーツ用品産業の世界連盟)の承認を得たとして、UCI規則のディスクブレーキの関連項目(1.3.025)が修正され、トレーニングや競技会でのディスクブレーキの使用が可能になる。

自転車競技の「男女平等」を促進

またアジェンダ2022の中で大きな割合を占めたのが「女性選手の地位向上・改善」を目的とした内容だ。

2019年シーズン以降は女子選手に対するハラスメントを厳しく取り締まり、責任を一層高める措置として、UCI登録全女子チームは「行動規範(Code of Conduct)」に署名をし、参加書類と共に提出しなければならない。

行動規範に背いた場合は、UCI倫理規範に従い制裁が下される。

また「自転車競技における男女平等を促進する憲章」も作成された。選手の契約や賞金の金額を男女同じにすることのほか、専門スタッフの募集や給与面においての男女平等についても書かれている。

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