「事前出場枠」獲得選手
今回2022年10月11日に発表されたのは「事前出場枠(Pre-qualified status)」。各性別・種目に設けられた全18枠のうち、6枠を埋める選手が『2022世界選手権トラック』を前に決定。
前年大会(2021年)の総合優勝者や、前回大会以降の各大陸選手権やネーションズカップなどの大会で活躍してきた選手たちが、その事前出場枠を獲得した。
短距離・男子
まずは、短距離の事前出場枠を獲得した選手たち。2022年9月16日に1度発表されたものの、今回(10月11日)の発表にて一部変更が行われた。
ハリー・ラブレイセン | オランダ |
シュテファン・ボティシャー | ドイツ |
ミカイル・ヤコフレフ | イスラエル |
ケビン・キンテロ | コロンビア |
マシュー・リチャードソン | オーストラリア |
中野慎詞 | 日本 |
中野慎詞(日本)
9月16日の発表では、ニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)が事前出場枠を獲得していたものの、怪我により2022シーズン一杯の大会出場を見送ることとなった。
そこで今回10月11日の発表で新たに追加招待されたのが、中野慎詞。『2022世界選手権トラック』へ出場しない選手から、事前出場枠を獲得した数少ない1人となった。
事前出場枠を獲得した男子6選手のうち、中野慎詞とマシュー・リチャードソンを除く4人は2021年大会にも出場している選手。そして中野慎詞以外の5選手は『2022世界選手権トラック』にも出場する予定だ。
短距離・女子
エマ・ヒンツェ | ドイツ |
リー ソフィー・フリードリッヒ | ドイツ |
ケルシー・ミシェル | カナダ |
マーサ・バヨナ | コロンビア |
マチルド・グロ | フランス |
シェーン・ブラスペニンクス | オランダ |
事前出場枠を獲得した6選手全員が、2021年大会にも出場しており、『2022世界選手権トラック』にも出場する予定。
参照:『UCIトラックチャンピオンズリーグ』「STANDINGS」
TISSOT『2022世界選手権トラック』エントリーリスト(男子・女子)
残りの12枠は?
男女それぞれ全18枠のうち、6枠を埋める選手が決定。残るはそれぞれ12枠。
この12枠は、『2022世界選手権トラック』のスプリント・ケイリンにて上位6位に入賞した選手に与えられる。
もし既に出場権を獲得している選手や、その他の同一選手が各2種目で上位6位に入賞した場合は、以降の上位選手から順次選抜されていく仕組みだ。
参照:『UCIトラックチャンピオンズリーグ』リリース(2022年9月16日)