カナダで2箇所目の拠点に

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リニューアルには、あの人も出資

もともとの屋外ベロドロームが改修され、屋内250mバンク、BMXなどのコースを擁しリニューアルオープンを果たした「シルヴァン・アダムス・ベロドローム」。

改修にかかったコストは2200万ドル(約32億円*)。ブロモン市(200万ドル投資)など、様々なステークホルダーからの出資により実現した今回のリニューアルオープン。

その主要な出資者の1人がシルヴァン・アダムス氏。200万ドル(約2億9,000万円*)を寄付という形で出資。こうしたサポートにより、本ベロドロームにも「Sylvan Adams」の名が冠されることとなった。

シルヴァン・アダムス氏はカナダ出身でイスラエル国籍を持ち、UCIワールドチーム(ロード)「Israel – Premier Tech」の共同オーナーを務める人物。

日本銀行による2022年9月30日の中心相場「1ドル=144.74円」を参照

参照:J SPORTS

実業家でありながら、様々な形で自転車競技の支援にも携わっており、63歳となる2022年現在もサイクリストとして自転車に乗っているそうだ。

本ベロドロームの他にも、イスラエル・テルアビブにある「The Sylvan Adams National Velodrome」に出資してきたシルヴァン・アダムス氏。

世界で2つ目となる、自身の名を冠した「Sylvan Adams Velodrome – Center Multisports Desjardins」のオープニングセレモニーでは、自ら自転車にまたがり、本ベロドロームのバンクを最初に走る人物となった。

参照:The Sylvan Adams National Velodrome

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