2023年10月8日まで中国・杭州で開催されている『第19回アジア競技大会』。4年に1度行われる「アジア版オリンピック」のような大会で、日本から出場した沢田時がMTBクロスカントリー男子 銅メダルを獲得した。

MTBクロスカントリー男子

距離25.5km、14人が出走したMTBクロスカントリー男子。日本代表の沢田は、1周回目を上位2選手に食らい付いてレースを進めた。2周回目以降は単独走となる我慢の展開となったが、マイペースを維持して最後まで粘り切り3位でフィニッシュ。銅メダルを獲得した。

沢田時選手 コメント

「今回3度目の出場で、過去2回はメダルを獲れず悔しい思いをしたので、本当は金メダルを獲りたかったのですが、最低限の銅メダルを持ち帰ることができて嬉しいです。1週目に中国の選手2人について行ってオーバーヒートしてしまい、そこからは本当に苦しかったです。来月にはオリンピック出場枠がかかったアジア選手権があるので、今日の結果を自信にして次は勝てるように頑張ります」

男子リザルト

1位 MI Jiujiang 中国 1:32:37 +0.00
2位 YUAN Jinwei 中国 1:35:49 +3:12
3位 沢田時 日本 1:40:27 +7:50

MTBクロスカントリー女子

女子カテゴリーには日本から小林あか里が出場。距離20.5km、15人で行われたレースだったが、小林は当日の天候に対応し切ることができず、1周回目でバイクを降りるという不本意な結果でレースを終えることとなった。

小林あか里選手 コメント

「今までに走ったことのないようなコースでした。登りも下りも急で、休むところがない、きついコースでした。

昨日までは曇りの日が多く、気温もそれほど上がっていなかったのですが、今日は晴れて体感温度としても40度くらいあって、レース中に身体がオーバーヒートしている感覚と、身体に力が入らない状況で1週目が終わるところで降りてしまいました。

自分が思い描いていた結果ではないですし、応援して下さった人たちには申し訳ない結果になってしまいました。気持ちを切り替えて、来月のアジア選手権に向けて改めて頑張って行きたいと思います」

26日からは自転車トラック競技がスタート

26日からは自転車トラック競技の日程がスタートする。初日はチーム種目(チームスプリント、チームパシュート)。日本からぜひ応援していただきたい。

4年に1度のアジア版オリンピック『アジア競技大会』自転車トラック競技スケジュール/2023年9月・中国