アルベルト・コンタドールが2017ジャパンカップで初来日
今期限りでの引退を表明していたアルベルト・コンタドール(Alberto Contador)選手。自身最後のレースとして地元開催のブエルタ・ア・エスパーニャ2017を選んだと公表していたが、この度、2017ジャパンカップへの参戦が発表された。これはファンにとって喜ばしい驚きだ。というのも、先日コンタドールは自身の引退と今後の活動について次のようにコメントしていたからだ。
“I don’t feel nostalgia, I’m just happy for the way I finished my career by winning on the Angliru. It was the right time to leave,” Contador said. “I decided at the Tour when I crashed. I’ve always given everything and I think it was the best thing to leave while I was still at a high level. At the Vuelta, every day was like a fiesta for me. The last month of my career was incredible, and I couldn’t have asked for better.”
cyclingnews.comより引用
〜抄訳〜
ノスタルジックな気分ではないよ。Angliru(第20ステージ)で優勝してキャリアを終えられたことを幸せに思っている。引退するにふさわしい時だった。(略)高いレベルにあるうちに引退することがベストだと思う。私にとって、ブエルタは毎日がお祭りのようだった。現役最後の一ヶ月はこれ以上ないほど素晴らしいものだった。
“I will continue to ride my bike, but I will also have other commitments and a great part of my time will be dedicated to the Fundacion Contador, where we have several cycling teams, including this year a new Continental one.”
cyclingnews.comより引用
〜抄訳〜
自転車には乗り続けるけれど、これからは多くの時間をコンタドール財団(※)のために使うつもりだ。いくつかのサイクリングチームがあり、今年も一つのコンチネンタルチームが発足したんだ。
※2004年に脳腫瘍の一種で生命の危機に直面したコンタドールは生還後、この病気の啓蒙活動および、若手育成を目的としたコンタドール財団を設立。
《2017ジャパンカップ》初出場のチーム・ロットNL・ユンボを含む、BMCレーシング、トレック・セガフレードなど計7チームが海外から参戦
レースで走るのは2017ジャパンカップが最後かも!?
ブエルタ閉幕後、コンタドールは表舞台から姿を消し、選手として走る姿を見ることはもうないだろうと多くのファンが彼の引退を惜しんでいた。そのため、コンタドールのジャパンカップ参戦の発表を聞き興奮を抑えられない人も多いだろう。
しかも、コンタドールが来日するのはこれが初である。日本のファンを羨ましがる声が世界中から聞こえてきそうだ。
コンタドールの参戦により、チームメンバーであり今年クリテリウム3連覇がかかっている別府史之選手とコンタドールの熱い戦いにも注目が集まりそうだ。是非現地に足を運び、世界トップレベルの走りを体感してほしい。
ジャパンカップ参戦のUCIワールドチーム