毎年年末に実施される競輪界最大のレース『KEIRINグランプリ』シリーズ(グランプリシリーズ)。初日にガールズグランプリ、2日目にヤンググランプリ、そして最終日にKEIRINグランプリが開催される。
本記事では、そんなグランプリシーズの中から『ヤンググランプリ』について、競輪ビギナーの方にもわかりやすくご紹介していく。
いつ行われるの?
『ヤンググランプリ』の開催は年に1度。毎年12月28〜30日に行われる『KEIRINグランプリ』シリーズの2日目(12月29日)に実施される。
日中開催となるグランプリシリーズ2日目のラストレースに行われるため、レースが実施されるのはだいたい夕方の16〜17時ごろ。
通常開催の競輪では3〜6日間に渡って連日勝ち上がり方式でレースを行い、最終日の最終レースが決勝戦となる場合が多い。しかしグランプリシリーズのレースは一発勝負の単発レースとなっている。
誰が走るの?
グランプリシリーズのレースは単発レースとなっているが、出場するにはその年の成績が大きく関わる。
『ヤンググランプリ』に出場できるのは、開催年の1~9月の間に選考基準を満たした、デビューから3年以内の若手選手のうち、上位9人のみ。大会名の通り、若手選手のナンバーワンを決めるレースだ。
選考審査対象となる『デビューから3年以内の若手選手』とは、2021年のヤンググランプリの場合、第115・117・119期生を指す。その他の条件などをまとめると以下の通り。
ヤンググランプリ選考方法
出場人数:9人(補欠を除く)
選考期間:2021年1月〜9月
(級班審査対象となるのが7月以降の第119回生は、2021年7月〜9月)
選考審査対象:開催年の1〜9月の間に選考基準を満たした、デビューから3年以内の若手選手。2021年は第115・117・119期生(KERINグランプリ有資格者は除く)
選考基準:
(1)開催時S級在籍で、平均競走得点上位者
(2)東京オリンピック自転車競技トラック種目代表選手
(3)残余は開催時A級在籍で、平均競走得点上位者
※KEIRINグランプリ有資格者とはKEIRINグランプリに出走する正選手のことであり、KEIRINグランプリの補欠選手は含まないものとする。
参考:KEIRIN.jp 競輪資料室 選考基準より
2021年11月5日時点で115期は68人、117期は71人、119期は69人。計208人の中から選ばれた2021年の『ヤンググランプリ』に出場する9人には、ナショナルチーム所属の小原佑太や寺崎浩平をはじめ、山口拳矢など有力選手が勢揃いだ。