「周りの選手たちは私が負けることを期待していたでしょう」フォーゲル

あまりにもプレッシャーが掛かっていたので、レース後に思わず泣いてしまいました。

周りの選手たちは私が負けることを期待していたでしょうし、予選で私が走っていなくて、それを見守っていたこともありますね。

ベルテ選手と私はこの種目で長年、金メダルを掛けて戦ってきました。特に決勝では上手く走れることもあれば、そうでないことも…いろいろありますが、今回は嬉し泣きですね(笑)

まずは1個目のタイトルを獲れて良かったです。出場種目があと2つ残ってますね!

レース前、珍しく弱音を吐いていたので心配でしたが、やはり難しいレースでしたか?

はい。ドイツの新聞では「世界選手権の見所はフォーゲルだ!」とか、いろいろ書かれていたので、「もし1個もメダルが獲れなかったらどうしよう」とか「チャンピオンジャージを着れなかったらどうしよう」とかね。私はマシーンじゃないんですよ。(このプレッシャーから)学んだことは大きいです。

王者フォーゲルのプレッシャー「私の場合は金メダルを獲らないと転落」/トラック世界選手権2018

「プレッシャーの中で自分達の強さを見せたかった」ミリアム・ベルテ

左から:グラボッシュ、フォーゲル、ベルテ

左から:グラボッシュ、フォーゲル、ベルテ

おめでとうございます。

アリガトウ(日本語)。

その涙の理由を教えてもらえますか?

チームには凄いプレッシャーが掛かっていて、その中で自分たちの強さを見せたかったんです。そしてそれができたし、全部が上手くいきました。最後に世界選手権で勝ったのは実は4年前なんです。そして今回の世界チャンピオンジャージを着るために本当に頑張ってトレーニングしてきました。

今回はグラボッシュ選手も予選で走り、新たなドイツチームを見せることができたと思います。今日はもう嬉しくて嬉しくて…泣いてますね(笑)