ケイリン:アジア勢での勢力図
スプリントと同じ表彰台の顔ぶれとなった今大会のこの種目。短距離は男子よりも女子の方が勢力図が偏っているように思われる。とにかくアジアでは李慧詩(香港)、イ・ヘジン(韓国)、そして鐘天使(中国)が強い。
東京五輪まであと2年半程度と考えると、年齢的にもこの選手たちの力が衰えるとは考えにくい。日本人選手を含めた他の選手たちがどれだけレベルアップできるかに、アジアのレベル底上げの可否が掛かっている。
日本からは前田選手が7位、太田選手は体調不良によりDNS(スタート前棄権)となった。
前田選手は自身で語っていたように「見過ぎた」部分があったため、勝ち上がりを逃してしまった。実力的に決勝へ進める力は十分あったが、このようなことが起こるのもケイリンならではだ。
世界選手権に出場できるのかどうか?その点に注目したい。
一方でDNSの太田選手は国内のガールズケイリンで勝ち続けており、アジアの強豪とどこまで戦えるのか観たかったところだが、次回まで待つしかなくなったのは残念だ。
また、小林選手が出場していたら面白いレースになっていたのは間違いない。世界選手権に期待したい。