初の早期卒業生たち

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ゴールデンキャップ獲得組

養成所で行われる記録会で、優秀な成績を収めた候補生に授与される「ゴールデンキャップ」。117期では6人がゴールデンキャップを獲得しており、うち2人は前述した早期卒業コンビだ。残り4人の現在地を見てみよう。

2021年9月時点の級班
山口拳矢 S級2班
町田太我 S級2班
青柳靖起 S級2班
坂本紘規 A級1班

山口拳矢

親族に競輪選手・関係者が多いことでも注目されてきた山口。養成所時代はゴールデンキャップを1回獲得、デビュー直後のルーキーシリーズでは2場所連続完全優勝し、勢いの良さを見せた。

2020年8月にA級2班、9月にS級2班へ特別昇級。2021年3月、デビューから1年経ち、それぞれ場数を踏んだ117期生の有力者が出場するルーキーチャンピオンレースが実施されたが、これを制したのは山口だった。

2021年からは特別競輪にも参戦。共同通信社杯(G2)で優勝しデビュー後最速G2優勝記録を更新・年間獲得賞金ランキングでは8位へジャンプアップと、躍進を見せている。

※共同通信社杯終了時点(9月20日)での獲得賞金ランキング

山口拳矢が初タイトル、 デビュー後最速G2優勝記録も更新/岐阜競輪『第37回共同通信社杯(G2)』

町田太我

養成所史上初めて、すべての記録会でゴールデンキャップを獲得した町田。他の117期とともに2020年5月にデビューし、8月にA級2班、11月にS級2班へと特別昇級した。2021年のサマーナイトフェスティバルで初のG2レース出場。8月にはオールスター競輪へ出場し、着にも絡んでいる。

青柳靖起

日本競輪選手養成所第117・118回卒業記念レース 青柳靖起

自転車未経験から養成所へ入所し、ゴールデンキャップ獲得、卒業記念レース優勝と、華々しく卒業した青柳。2020年11月にA級2班、2021年3月にS級2班へ特別昇級と、前述の2人よりは少し遅くS級へ上がった。

特別競輪への出場はまだないが、F2では7割以上の勝率をキープしている。

坂本紘規

父はオリンピックメダリストの坂本勉。養成所在所中はゴールデンキャップ獲得、早期卒業候補者にもなったが、他のゴールデンキャップメンバーのように特昇を重ねることはできていない(2020年10月にA級2班特別昇班、2021年7月付けでA級1班に昇班)。

卒業記念レース決勝メンバー

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