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ユニフォーム、何着必要?
ところでこんな疑問は抱かないだろうか。
「競輪のユニフォームって9色あるから最低でも9着必要だし、その上洗濯したり落車して破けたりすることを考えると、結構な枚数を持っていなきゃいけないのでは・・・?」
競輪選手の自宅のタンスを覗いたら、ユニフォームだけで引き出し一段パンパンになっていそう・・・と思いきや、実はユニフォームは「備品」とのこと。
通常のユニフォームはJKA各地区本部が所有しており、出走する選手に貸与している。そのため、理論的には「競輪選手だけどユニフォームは一着も持ってない」ということもありえる。
ただし、スポンサー名の入ったユニフォームは選手個人の所有物となる。
これがグランプリチャンピオンの特権・・・?
グランプリチャンピオンは「翌年1年間、必ず1番車を走る」こととなる。そのためグランプリユニフォーム、すなわちS級S班選手のユニフォームはJKAから貸与されるが、チャンピオンの場合は1番車の白のみ。そのほかのS級S班8選手は9色のユニフォームをJKAから貸与され、個人で管理する。
競輪開催は数日に渡って行われ、前日にならないと自分が何番車で走るかわからない。つまりグランプリチャンピオン以外のS級S班の8選手らは、どの車番になっても良いように9色のユニフォームを携えて競輪場に行かねばならないということでもある。
そう考えると、グランプリチャンピオンの特権のひとつは「荷物が少なくて済むこと」なのかもしれない・・・?
出典:KEIRIN.jp「競輪Q&A」
KEIRIN.jp「グランプリレーサーオリジナルユニフォームのデザインの決定!」