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1位 小倉競輪場

2019年度の利用者数は653万7309人と、3位以下の競輪場の倍近い利用者数を弾き出している。

小倉競輪場は車券売上、利用者数、開催日数のすべてで1位。競輪発祥の地としても知られ、1948年に初めて競輪が行われたのもこの競輪場である。毎年11月には競輪発祥を記念したGⅠレース「競輪祭」が開催され(2019年の「競輪祭」売上は88億5991万2200円)、また日本競輪選手養成所の実技試験会場にもなっており、「競輪」文化との関係が深い。

利用者数ランキングトップ10

1位 小倉競輪場 653万7309人
2位 松戸競輪場 422万9308人
3位 川崎競輪場 374万7109人
4位 久留米競輪場 369万617人
5位 別府競輪場 332万3664人
6位 奈良競輪場 323万313人
7位 玉野競輪場 314万7043人
8位 伊東温泉競輪場 303万8632人
9位 函館競輪場 289万6007人
10位 四日市競輪場 285万9119人

立川競輪場は・・・?

ここまでランキングを見ていただいたが、競輪ファンの読者は「2019年の大一番、KEIRINグランプリをやった立川競輪場がランキングに入っていない」ことを意外に思うかもしれない。

2019年度の立川競輪場の利用者数は284万3974人で、順位としては12位。年間の開催日数が46日で、小倉競輪場と比較すれば100日近く少ないことや、KEIRINグランプリの開催中、雨がぱらつく天気だったことも関係したかと思われる。しかし2019年度車券売上としては3位となっている。

KEIRINグランプリ 立川競輪場への行き方は? 【立川競輪場ガイド】 Vol.1 アクセス編

そして注意しておきたいのは、この数字は「利用者数」だということ。来場した人たち、電話投票した人たち、重勝式等を利用した人たちも含まれる数値となっている。純粋な来場者数で調べるとまた異なる結果が出ることだろう。

予想通りの結果、あるいは意外な結果だっただろうか?プロ選手、中には世界と戦う脚を持つ選手の走りを、至近距離で見られるのが競輪の魅力。状況が許せば、身近な競輪場にぜひ足を運んでみていただきたい。

参考:広報KEIRIN2020年4月発行