2020年6月18日(木)から4日間に渡り和歌山競輪場で開催された『第71回 高松宮記念杯競輪(GⅠ)』。
最終日6月21日のS級決勝で脇本雄太が1着で優勝を決め、4日間の開催中全てのレースで1着の完全優勝を果たした。
高松宮記念杯としては1997年の吉岡稔真以来、23年ぶりの完全優勝である。
決勝は東京オリンピックに出場が内定した脇本雄太と新田祐大、KEIRINグランプリ2019覇者である佐藤慎太郎、今年ビッグレースを幾度も制した松浦悠士など、GⅠ決勝の舞台にふさわしい豪華メンバーでの激闘となった。
第71回高松宮記念杯競輪(GⅠ) S級 決勝メンバー
1 | 1 | 佐藤慎太郎 | 福島 |
2 | 2 | 脇本雄太 | 福井 |
3 | 3 | 松浦悠士 | 広島 |
4 | 4 | 稲川翔 | 大阪 |
5 | 平原康多 | 埼玉 | |
5 | 6 | 芦澤辰弘 | 茨城 |
7 | 新田祐大 | 福島 | |
6 | 8 | 稲垣裕之 | 京都 |
9 | 和田健太郎 | 千葉 |
レースは脇本無双
新田-佐藤の福島ライン、松浦-和田、平原-芦澤の関東ライン、脇本-稲川-稲垣の近畿ラインの一列で静かに周回が進む。
残り1周半、脇本-稲-稲垣の近畿ラインが一気に先頭へ。それに呼応して平原-芦澤の関東ラインも動きを見せ、並びは先頭から脇本-稲川、平原、稲垣、新田-佐藤、芦澤、松浦-和田の状態に。
残り1周、最後尾となっていた松浦-和田が動くが、2番手へと上がるところで稲川の牽制に合い外に膨れる。残り半周を切り脇本が先頭。33コーナー付近では大外から新田-佐藤がスピードを上げてくる。
最終ストレート、粘る脇本に迫るのは松浦と和田。徐々に差が縮まってくるが、最後は脇本が1着でフィニッシュ。2着と3着にはラインを組んだ和田と松浦が入った。新田は位置を上げることが出来ず、最後は8着でフィニッシュラインを超えた。
着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B | 個人状況 |
1 | 2 | 脇本雄太 | 11.3 | 逃げ | HB | ||
2 | 9 | 和田健太郎 | 1/2車身 | 11.1 | 差し | ||
3 | 3 | 松浦悠士 | 1/2車輪 | 11.2 | |||
4 | 1 | 佐藤慎太郎 | 1/4車輪 | 10.9 | |||
5 | 4 | 稲川翔 | 1車身 | 11.3 | |||
6 | 5 | 平原康多 | 微差 | 11.2 | |||
7 | 6 | 芦澤辰弘 | 1/2車輪 | 10.8 | |||
8 | 7 | 新田祐大 | 1/2車身 | 11.1 | |||
9 | 8 | 稲垣裕之 | 4車身 | 11.6 |
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