FⅡ
A級選手のみで行われる、3日制のレース(選手の級班については別の記事で解説します)。2020年5月は約20開催が予定されている。
FⅠ
S級選手とA級の1班・2班の選手が出場するレースだが、級を混ぜて出走することはない(S級選手とA級選手は別のレースに出る)。2020年5月は約40開催が予定されている。
FⅡ・FⅠのレースのことを「平開催」と呼ぶこともあるように、日常的に楽しめることができるレースだ。
GⅢ
出場するのはS級選手だけ。各競輪場の開設を記念した開催で、原則として各競輪場が年に1回実施する。記念競輪とも呼ばれる。2020年5月は函館と宇都宮で開催予定。
また、自転車トラック競技で実績を持つ外国人選手が日本の競輪に出走する『短期登録制度』。この外国人選手が出場できるのはFⅠレース及び『国際自転車トラック競技支援競輪(GⅢ)』となる決まりとなっている。
GⅡ
GⅠの次に格が高いグレードレース。選考基準を満たした選手のみが出場できるもので、2020年は3月に行われる『ウィナーズカップ』、7月の『サマーナイトフェスティバル』、9月の『共同通信社杯』の3つがこれにあたる。
また、年末に行われる若手No.1を決めるレース『ヤンググランプリ』もGⅡレースだ。
GⅠ
S級の上位者で、GⅡと同じく選考基準を満たした選手が出場できる。
2020年は2月の『全日本選抜競輪』、5月の『日本選手権競輪』(開催中止)、6月の『高松宮記念杯競輪』、8月の『オールスター競輪』、10月の『寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント』、11月の『競輪祭』の6つ。
GⅠの優勝者となった選手が、年末のグランプリへの出場権を得ることができる。
GP
毎年12月30日に行われる『KEIRINグランプリ』が、唯一のGPグレードのレースだ。グランプリは予選や勝ち上がりがない一発勝負。その年のGⅠの優勝者のほか、年間の獲得賞金上位者、そのほか「選手選考委員会が特に認めた選手(過去にはオリンピックでメダルを獲った選手が出場した)」が出場する。
その年の顔と言える、選ばれた9人の選手たちによる一発勝負はまさに競輪レースの最高峰だ。
1年のほとんど毎日、日本のどこかで行われている競輪。KEIRIN.jpで全てのレースのライブ中継が見られるので「はじめよう」と思ったらすぐに手を伸ばせるのが競輪だ。この記事が「見てみようかな!」と思うきっかけになれば幸いである。