準決勝で小林優香が落車

フォーゲルらと対戦の前田は4着

2回戦(準決勝)の組み合わせは前田がフォーゲル、マーシャンを含む勝ち上がった選手たちと1組目、小林がハンセン、ブラスペニンクスなどの2組目に入った。

1組目の前田はスタート後、マーシャン、フォーゲルの前にいたものの、隊列から離れて後ろに下がり、最後尾からフォーゲルを中心に展開が動くのを待つ。

フォーゲルが早めに前に出て仕掛けるところを上手く利用する作戦だったが、前田はフォーゲル、マーシャン、そしてカニュコフスカ(チェコ)に先を許し4着。7-12位決定戦へと回る。

小林は落車でDNF、再走に間に合わず7-12位決定戦へ

2組目の小林はペーサーの退避後、後方から積極的に前を伺うも前に出れず、集団の4~5番手で最終周回を迎えようとした。最終周回に入ろうかというところで前方にいたブラスペニンクスの後輪に当たり落車。この落車の際にBAO Shanju(中国HBT)も巻き込まれて落車した。

BAO Shanjuは立ち上がれず2回戦をDNF(途中棄権、フィニッシュしていないためその組の最下位)扱いとされる。

小林は落車を引き起こしたとして失格扱いを受けるが、故意ではなく、ブノワコーチがコミッセール(審判)に抗議。その後、話合いにより小林は失格ではなくDNFとなった。

結果としてルール上は再走が許されるが、協議に時間が掛かかったため再走へ間に合わず7-12位決定戦へと回る。なお、再走の結果、決勝にはハンセン、ブラスペニンクス、ガクシオラ(メキシコ)が勝ち上がった。

前田8位、小林9位

7-12位決定戦は前田、小林が出場。前田が果敢に前方で走り先行するも最後にイ・ヘジン(韓国)にかわされて2着。小林は3着。最終成績を前田が8位、小林が9位として2人のワールドカップ第3戦のケイリンは幕を閉じた。

え、脇本雄太選手・・・!?(写真は深谷知広選手のインスタグラムより) ※脇本選手曰く、人手が足りなかったのでお手伝いしていたそうです※

怪我が大丈夫そうでよかった、、、 ワッキーww 襟どうなってるの⁉️ #track #worldcup #uci

Tomohiro Fukayaさん(@tmhrfky)がシェアした投稿 –

女王フォーゲルが9個目の金メダル

決勝はフォーゲル、マーシャン、ブラスペニンクス、カニュコフスカ、ハンセン、ガクシオラとなった。このワールドカップで負けなしのフォーゲルが先頭を一度も譲らず、フィニッシュ。

第3戦も出場全種目で金メダル獲得となる今シーズン9個目の金メダル。その後には笑顔で会場をあとにした。2位はマーシャン、3位はブラスペニンクス。

クリスティーナ・フォーゲル選手の優勝コメント

また三冠取りました!ありがとうございます!このあとは少し休む予定。南アフリカでトレーニングキャンプをして世界選手権に挑むことになると思います!ではではチャオ!また応援してね。