命運はロシアとポーランドの結果へ委ねられた

日本チームが予選敗退。そこで注目となるのが、予選で日本のタイムを上回ったロシアとポーランドが1回戦で何位になるか、ということである。

大会開催前のオリンピックランキング(※オリンピックに出場するためのランキング。男子チームスプリントの場合上位8位までが出場枠を得る)では日本は7位(6375ポイント)、ポーランドが8位(6285ポイント)、ロシアは9位(6135ポイント)と日本がポーランドやロシアより上のランキングでオリンピックの出場枠獲得圏内に位置付けていた。

しかし1回戦進出を果たした両国はメダル決定戦へと進出することは出来なかったものの、ロシアが全体の5位、ポーランドが全体の8位でチームスプリントを終える結果に。

男子チームスプリント1回戦リザルト(PDF)

オリンピック出場枠の獲得圏外

その結果、日本の今大会における獲得ポイントは1125ポイント、ポーランド1237.5ポイント、ロシア1575ポイント(世界選手権では得られるポイントがUCIのポイント配分表の2倍となる)。

そしてロシアがオリンピックポイントを7710(6135+1575)、ポーランドが7522.5(6285+1237.5)、日本は7500(6375+1125)となる。

UCIからの公式発表を待つ事となるが、日本は事実上チームスプリントでのオリンピック出場枠を逃すこととなった。世界選手権後のオリンピックランキングは3月2日に正式発表予定。

男子チームスプリントは、望みの薄い状況から今シーズンのワールドカップ第4戦、第5戦と2大会連続で金メダルを獲得し、我々へ諦めない事の力強さを見せつけてくれた。本当にこれでオリンピックの道は閉ざされてしまったのか。それともまだ何か奇跡は起こるのか。3月2日の公式ランキングで全てが判明する。