今期最後のレースを制したのは

2017年11月24日〜26日の3日間にわたり川崎競輪場で開催されたラ・ピスタカップ・スポニチ杯、最終日の12R決勝。

今年のヨーロッパ選手権ケイリン銀メダルのシェーン・パーキンス選手、ヨーロッパ選手権男子スプリント銅メダルのデニス・ドミトリエフ選手、今年のチェコベストサイクリスト受賞のトマシュ・バベク選手と3人の強豪選手が出場。

短期登録選手制度を利用していた外国人選手たちにとって、この川崎F1戦が今期最後のレースでもある。

「今年最後のレースを楽しみたい」ドミトリエフ、バベク、パーキンスに川崎F1戦前検日インタビュー

最後はドミトリエフ

海外勢はパーキンスを先頭とし、ドミトリエフ、バベクの並びで最後尾で打鐘を迎える。

先に列中団から佐藤龍二(神奈川/94期)、桐山敬太郎(神奈川/88期)、大森慶一(北海道/88期)の南関東ラインが先頭へ海外勢を抑えて前に出る。

しかし海外勢はこれをものともせず、パワー勝負で外側から一気に抜け出した。最後の直線は海外勢のゴール争いに。先頭パーキンスでそのまま決まるかという所で、ドミトリエフがゴール前で差し、優勝を勝ち取った。

川崎F1戦の前検日インタビューでは「ここには勝ちにきている」と答えていたドミトリエフ。まさに有言実行、見事に勝ちをさらっていった。

川崎の後はパーキンスとドミトリエフは帰国しトラックワールドカップの第4戦へ備える。バベクもまた、短い休暇を挟みトラック世界選手権へ参戦する。

ダイジェスト動画(YouTube)

ラ・ピスタカップ・スポニチ杯 12R S級 決勝結果

車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 2 ドミトリエフ 31 ロシア S2 10.8 差し
2 5 パーキンス 30 オース S2 1/2車身 11.0 捲り B
3 7 バベク 30 チェコ S2 1/4車輪 10.8
4 6 大森慶一 36 北海道 88 S2 5車身 11.1
5 4 桐山敬太郎 35 神奈川 88 S2 3/4車身 11.3
6 8 宿口陽一 33 埼玉 91 S2 1/8車輪 10.9
7 9 矢野昌彦 35 栃木 91 S1 1車身1/2 11.0
8 3 小嶋敬二 48 石川 74 S1 4車身 11.4
9 1 佐藤龍二 29 神奈川 94 S1 8車身 12.6 H

デニス・ドミトリエフ選手 優勝インタビュー