観戦スポット
立川競輪場はバンク外周の殆どが観戦エリアになっている。バックストレッチ側は有料のバックスタンド(グランプリと記念競輪でのみ利用可)だが、それ以外の場所については入場料のみで立ち入ることが可能だ。
各スポットの様子とそれぞれでの見どころをご紹介しよう。
ホームストレッチ
ゴールを目の前で見ることが出来る王道ポジション。レース観戦に対する熱気もここが一番となる。メインスタンド一階の発売・払戻エリアとも近いので、レースの合間は直ぐメインスタンドへ戻ることが可能。利便性も高い。
また、4コーナー寄りの一部エリアには車椅子用のスペースも確保されている。
1コーナー
ゴールの瞬間を前から見るなら1コーナーがオススメ。ここでは発走直後の位置取り争いや、ゴール直後の選手の表情も間近で見ることが出来る。
1コーナー横の1階には座席は用意されておらず、手すりと段差が設けられているのみ。立ち見オンリーのエリアだ。
1コーナー上
1コーナーの上には3階建のスタンドが用意されている。ちなみにここは通常開催時には入ることが出来ないエリアだが、グランプリの際は開放される。
入場料のみで入れる場所の中では一番良く走路全体を見渡すことが可能であり、視界を遮るフェンスも無い。レース全体をしっかり見たい方にはこの1コーナー上のスタンドをオススメしたい。
1センター(1コーナーと2コーナーの間)
1センターは電光掲示板の下のエリアとなる。場内の表示こそ見にくい場所ではあるが、走路の近くに座席があるのは実はここだけ。
座席数こそ少ないものの、通常開催時はあまり人もいないことから、穴場の観戦ポイントである。
発売・払戻が出来るメインスタンドからは100mほど歩く必要があるので、1日に何レースも買うには少々不便かもしれない。観戦に集中する、ネットで車券を買う、または予め車券を買ってある方にオススメしたい穴場だ。
なお、このエリアはバックスタンドへの導線にもなっているため、バックスタンドが開放されるグランプリや記念競輪の開催時には少し混雑することが予想される。
2センター(3コーナーと4コーナーの間)
1センターと異なり、座席が殆ど無い。その代わり電光掲示板がよく見える。こちらはバックスタンドへの導線にもなっていないため、立川競輪場の観戦エリアの中では最もひと気の少ない場所である。
バンクの醍醐味とも言える、カントのついた走路を駆け抜けていく選手を間近で見ることが出来るのは1か2センターだけ。
ちなみに筆者のオススメスポットはこの2センターである。捲りとブロックのつば競合いから生まれる3コーナー進入での主導権争いは見ものだろう。勝敗が決まる場所の一つに違いない。
4コーナー
立川競輪場は「400mバンクの中でも直線が長く、追い込み選手に有利」という特徴を持っている。そんな立川での、最終コーナー出口からゴールに掛けての最後の争いを見届けるには絶好のポジションだ。
走路と観戦エリアの間に少し高さがあるため、見えずらい場合にはよじ登って観戦するための足場を是非利用して頂きたい。