梶原悠未がW杯金メダル、最終盤の逆転劇/女子オムニアム・2019-2020トラックワールドカップ第3戦香港

第4種目:ポイントレース

ここまでの3種目の順位に対して与えられるポイントの合算を持ち点にして始まるポイントレース。

Point Race / Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

ポイントレースでは10周毎にポイント獲得周回(1着は5ポイント、2着は3ポイント、3着は2ポイント、4着は1ポイント)があり、最終周回だけは記載の獲得ポイントが2倍となる。その他メインとなる集団を1周追い抜くと特別に20ポイントが加算される。レースは80周、合計20kmで争われる。

ここまで3種目の合計で暫定トップはマルティンス(ポルトガル:112ポイント)、2位に梶原(104ポイント)、3位にドルモンド(ニュージーランド:100ポイント)、4位にドホール(ベルギー:96ポイント)といった形でスタートしたポイントレース。

梶原を含む上位陣の戦いは、まずは梶原が初回のポイント周回を2着で3ポイントを獲得し、ドホールも4着で1ポイントを得る。

Point Race / Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

梶原は2回目を同じく2着で3ポイント追加、そして3回目には4着で1ポイントを加算する。一方暫定トップのマルティンスは1ポイントも得ることが出来ずに、残り50周を切った時点で1ポイント差に迫られてしまう。

その後は残り10周のポイント周回となるまで動きはなく、迎えた残り10周のポイント周回。梶原はもちろんマルティンスもポイント獲得に動き、着順は3着梶原、4着マルティンス。梶原は2ポイントを加算し、マルティンスは1ポイントを加算。2人とも合計ポイントを113として、遂に梶原がマルティンスと同点となる。

Point Race / Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

残すは最終周回でのポイント獲得のみ。しかし両者がポイントを獲得しなかった場合はフィニッシュの着順で勝者が決まることになる。レースは早々と逃げる選手たちが梶原とマルティンスがいるメイン集団を引き離し、優勝争いは2人のどちらが先に先着するかの戦いとなった。前にマルティンス、後ろに梶原の形で梶原がマルティンスを逃がさない形で迎えた残り2周。

梶原がスプリント力を活かして一気にマルティンスを突き放すと勝負あり。最終周回のフィニッシュラインをマルティンスより先に通過し、見事女子オムニアムの優勝を遂げた。2位はマルティンス(ポルトガル)、そして3位にはポイントレースで順位を上げるとに成功してドホール(ベルギー)となった。

Point Race / Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

梶原悠未, TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

最終結果公式リザルト

梶原悠未「夢に見るほど緊張」

梶原悠未, TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

今回はメンバーを見て、フィジカル的にも金メダルを狙えると自信を持っていました。ただ自信があるが故に、ここ数日はオムニアムの夢を見るほどオムニアムのことを考えていて凄く緊張していました。

Q:最初の2種目も少し難しい結果となってしまいましたが、その要因は?

やはり4日間レースを続けてきて、(疲れもあって)最初の2種目では思い通りのレースができませんでした。でもここに来るまでの準備はしっかりしてきたという自信があったので、後半の2種目で盛り返せて良かったです。

Point Race / Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP III, Hong Kong

Q:最後はギリギリのレースでしたね

残り10周となる前からコーチからポイントを獲れと指示が聞こえていました。そしてポイントを獲れたことが勝負の分かれ目だったと思います。ここまで世界選手権、ワールドカップと最後の着順で悔しい想いをしてきたので、失敗を繰り返さないように集中して走りました。

Q:次への課題などは?

次はもっと強い選手が出場してくると思うので、そのレースでもしっかりと結果を出せるように頑張りたいと思います。

女子オムニアム結果

優勝:梶原悠未(日本)
2位:マリア・マルティンス(ポルトガル)
3位:ジョリエン・ドホール(ベルギー)

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