香港で実施されている『2019-2020トラックワールドカップ第3戦』。12月1日の最終日には女子オムニアムが行われ、梶原悠未が最終種目で逆転をし、今シーズン初のワールドカップ金メダルを獲得。2シーズンぶり、自身3度目のワールドカップ優勝を果たした。

オムニアムのルール

スクラッチテンポレースエリミネーションポイントレースの順番に4種目で競う。エリミネーションまでは種目ごとの順位によって決められたポイントが加算されていく。最後のポイントレースでは、3種目終了までに獲得したポイントを持ち点としてスタートし、ポイントを積み重ねていく。最終的に最も獲得ポイントの高い選手が勝ちとなる。

第1種目:スクラッチ

この種目に出場したのは各国から21人。日本からは中・長距離のエース梶原悠未が出場。マディソン種目で優勝したメンバーのレス(デンマーク)、前回大会の銀メダリストのザベリンスカヤ(カザフスタン)、実力者のドホール(ベルギー)なども参戦した。

女子は7.5km、トラック30周で争われるスクラッチ。単純に30周を最も速く走った選手の勝ちとなる。

レースは残り10周を切ると集団内での位置取りが始まり、梶原が集団の先頭付近へと上がってくる。しかし残り2周の時点で梶原は集団に囲まれるような形で少しずつ位置を落としてしまう。最終周回では前に上がることが出来ず、最初の種目を7位として終えた。この種目の1位はドホール(ベルギー)、2位にリー・シーウィン(中国)、3位はマルティンス(ポルトガル)となった。

第2種目:テンポレース