第4種目:ポイントレース
ここまでの3種目の順位に対して与えられるポイントの合算を持ち点にして始まるポイントレース。
ポイントレースでは10周毎にポイント獲得周回(1着は5ポイント、2着は3ポイント、3着は2ポイント、4着は1ポイント)があり、最終周回だけは記載の獲得ポイントが2倍となる。その他メインとなる集団を1周追い抜くと特別に20ポイントが加算される。レースは100周、合計25kmで争われる。
ここまで総合29ポイントで18位からのスタートとなった窪木。一方上位はスチュワート(ニュージーランド)が104ポイントで暫定1位、2位には102ポイントでロジャー・クルーゲ(ドイツ)、そして3位には96ポイントのマーク・スチュワート(イギリス)、続いて94ポイントでシアー(スイス)。
レースはポイント差が僅差の上位陣がポイントを加算させていく中、窪木が1周だけでなく2周の集団追い抜きに成功し40ポイントを加算する。集団を追い抜く間にも窪木はポイント周回でもポイントを加算して、合計47ポイントを獲得し一気に暫定順位をジャンプアップさせることに成功する。
そして上位陣の激しい戦いは窪木を含める下位の選手たちが残り10周を切ったところで逃げていたために終わり、スチュワート(ニュージーランド)がリードを守りきって今シーズンのワールドカップで初優勝を遂げた。
スチュワートの最終ポイントは142、そして2位はクルーゲ(ドイツ:133ポイント)、3位はシアー(スイス:125ポイント)。窪木は最後のスプリント周回を2着でフィニッシュし、更に6ポイントを加算。最終種目で合計53ポイントを加算してポイント82まで伸ばし、最終成績を11位とした。
窪木一茂選手インタビュー
Q:厳しい戦いとなりましたが、いかがでしたでしょうか?
1種目目は最後に包まれてしまいましたが・・・・・悩んでいるうちに悪い結果になってしまいました。身体の調子は良かったのですが・・・ギアを種目毎に落としていったのですが、ポイントレースでやっと今の状態に合う設定が見つかったという感じです。最後に大きく巻き返せたのは良かったです。
Q:最初でリズムを崩した・・・ということもありましたか?
そうですね。メンタル的にやられるというのはあると思います。一番得意なエリミネーションで空振りしたので・・・・これがオリンピックへの道なのかなと思います。最後に残って戦うのが楽しい種目なので羨ましいなと思いながらも、悔しい思いでした。