来たる2020年東京オリンピックに向け、各国がオリンピック専用機材を開発し、今シーズンのワールドカップで実戦投入を行なっている。そんな中、短距離超強豪国のオランダは「KOGA 2020 プロジェクト東京」を開発。世界王者たちの足元を支える最新機材に迫る。

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プロジェクト東京

北京オリンピックではテオ・ボスの為に「Kimera」を開発したが、今回の東京オリンピックでは新たに選手個人の体に合わせたスペシャルバイク「KOGA 2020 プロジェクト東京」をオランダの自転車メーカー「KOGA」が開発。

オランダ自転車競技連盟、デルフト工科大学、KOGA、Pontis Engineering社、Actiflow社との共同開発により完成したオランダ最新技術の結晶だ。

開発は2017年6月からスタート。

度重なるミーティングと研究を重ね、Actiflow社が過去の空力データを元にフレーム形状をデザイン。UCI認可を得た後、プロジェクト発足から約1年後となる2018年7月にはプロトタイプ第1号が製作され、テスト走行を開始した。

その後もテスト走行と修正が繰り返された後、2019年上旬に完成し生産開始。同年5月にはオランダナショナルチームへと供給され、東京で金メダルを獲る準備が整った。

更には短距離選手たちが街道練習の際に使用するロードバイクも東京オリンピックスペシャルペイントバイクも登場。オランダ・ユトレヒトにて日本人が経営するTATOO Maguがデザインを手掛けている。

Jeffery Hoogland

高い空力性能とタイム差の比較