世界のメダリストを集めて開催されている自転車トラック競技国内最高峰の祭典、ジャパントラックカップ。7月8日、前日の大会Ⅰから連続開催となる大会Ⅱの1日目も、各種目で熱戦が繰り広げられた

【男子ケイリン】リオデジャネイロ オリンピック 銀メダリストのブフリが実力を見せつける

2017ジャパン・トラック・カップⅡ1日目

男子エリート ケイリン決勝に勝ち進んだ日本人勢は4人。中でも日本チャンピオンジャージを身にまとった深谷知広選手に注目が集まったが、残り2周となるホームストレッチで後ろから追い上げてきた河端朋之選手と接触して落車。レースは波乱の展開となった。

勝ったのはパワーあふれる走りで終始先頭を譲らなかったオランダのマティエス・ブフリ選手。リオデジャネイロ オリンピック銀メダリストが実力の程を見せつけた。日本人選手では渡邉一成選手が3位に入った。

【女子ケイリン】日本人選手が3名決勝進出

2017ジャパン・トラック・カップⅡ1日目

日本人選手3人が決勝に進んだ女子ケイリン。男子同様日本チャンピオンジャージの小林優香選手の走りに注目が集まったが、最後3人のゴールスプリントで抜け出せず3位。優勝はこのゴールスプリントを制した韓国のキム・ウォンギョン選手。2位にロシアのアナスタシア・ボイノワ選手という結果だった。

【男子オムニアム】

4種目の総合成績を競うオリンピック種目、オムニアム。この日は男子の戦いが繰り広げられた。

3種目を終えた段階で、暫定トップは118ポイントでオーストラリアの強豪サミュエル・ウェルスフォード選手。そして2位に日本の橋本英也選手が8ポイント差で続き、3位にオーストラリアのキーランド・オブライエン選手が108ポイントという暫定成績で最終種目(4種目)のポイントレースを迎えた。

参加選手はこの時点で21人。ポイントレースはトラック100周を走り、途中10周毎に設定されたスプリント周回で1着から4着までに与えられるポイントを、それまでの持ちポイントに加算していく方式でレースが行われる。最終的に一番多くポイントを積み重ねた選手が優勝となる。レースはトップ3による激しいせめぎ合いとなったが、オーストラリアのウェルスフォード選手が厳しいマークにあいながらも着実にポイントを積み重ねて優勝。そして2位争いは、橋本選手がオブライエン選手の追撃を振り切って制した。

2017ジャパン・トラック・カップⅡ1日目