自身初のケイリン金メダル、セバスチャン・ビジエ

Q:決勝は緊張しましたか?

もちろん。去年は数回決勝まで行きましたが、金メダルはありませんでした。メダルも2017年のポーランド大会での銅だけでしたので、やっと今回金メダルを獲ることが出来て、とても嬉しいです。

Q:ケイリンとスプリントはどちらが好きですか?

ケイリンですね。アドレナリンがたくさん出るので、好きな種目です。

Q:決勝前に、最も手強いと思った相手は誰でしょうか?

ドミトリエフ選手です。1回戦と準決勝でとても強かったですから。決勝では彼が自分の後ろにいましたが、既にスピードが上がっていた状態での追走だったので、彼にとっては難しいレースになったと思います。

Q:世界選手権ではスプリント/ケイリンの両種目でメダルを狙う予定ですか?

そうですね。これから南アフリカに行って合宿をし、世界選手権に向けて調整をしていきます。今シーズン残りのワールドカップには参加しない予定です。

実は1戦がケイリン初メダルだった…デニス・ドミトリエフ

Q:最近ケイリンで調子が良いですね。

実は第1戦でのメダルがケイリン初のメダル獲得で、今回で2回目なんだ。

Final / Men's Keirin / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

第1戦ではメダルを獲得できたけど、そもそもケイリンで決勝に進むのさえ初めての経験だったんだ。

Q:何か自分の中での変化などがあったのでしょうか?

日本で競輪を走っているからかな(笑)本当だよ。

僕は元々スプリントの1対1が得意で、ケイリンの時はたまに正解が分からなくなっていたから。

日本の競輪をたくさん走った経験があるから、パニックにならなくなったというか、今は冷静に状況を見ることが出来ているよ。だからケイリンで成績を出せているということだね。

Q:今はスプリントよりケイリンの方が成績が出ていますが、シフトしたのでしょうか?

そういうわけではないけれど、オリンピックで両方の種目で活躍出来るように、とは思っているよ。あと「ケイリン」で良い結果を出せば来年日本に戻って「競輪」を走れると思うので、頑張ってアピールしているんだ(笑)