「自分がオリンピックへ出られないかもしれない」深谷知広がスプリントで戦い続ける意味/2019-2020トラックワールドカップ第2戦イギリス

自分がオリンピックへ出れないかもしれない…それでも

TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP II, Glasgow, Great Britain

Q:シーズンへ入る前、自身の中で迷いもあったと思いますが、やはりケイリンかスプリントで悩んでいたのでしょうか?

どう頑張ろうかなと思っていました。オリンピック代表の選考基準が出て、ケイリンを重視するということだったので、その中で自分の今の立ち位置からだと厳しいという想いがあったので・・・・

Q:スプリントで深谷選手が出場枠を取ったとします。そうなった場合でも深谷選手はオリンピックに出ない可能性が高いということでしょうか?

はい。選考基準に書かれていますが、自分で枠を取ったとしてもケイリンでメダルを狙える人がその枠を使うことになります。

やっぱり日本が一番力を入れているケイリンで勝てる選手にならないとオリンピックには出られません。でも元々東京オリンピックというよりは次のパリに向けてスタートしていたんです。ですから今、東京に出れるか出れないかという争いが出来る幸せをしっかり感じて走りたいと思います。

一方でチームスプリントで自分の立ち位置はしっかりしているので、少しは光があるかなとは思います。

Q:そのチームスプリントですが、まだチャンスはありますよね?

はい。でも、そもそも話しですが、チームスプリントは自分に多くの意味でプラスになっています。バイクテクニックもそうだし、大体大会の初日にあるので、そこで一発刺激が入るという意味でも凄い必要な物だと思っています。また、自分の存在価値を感じれる場所でもありますね。

チームのため、自分のため

日本が出場枠をケイリンとスプリントで確保した場合には、仮に両種目がメダル獲得へ対し同程度の可能性を持っていると判断された際、ケイリン種目が優先されるという選考基準が持たれている。

つまり、現在ケイリン世界ランキングトップの新田(11月8日現在)、同13位の脇本など、世界トップレベルの実力を要するケイリン種目でオリンピックの舞台を勝つことが最優先されるため、深谷がスプリントで出場枠を獲得したとしても、その枠はケイリンに出場する選手のために使われることになる。

それでもチームのために、自分のために深谷はスプリントで戦う。果たして初戦の結果はどうなるのだろうか。

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