小原佑太、開き直って戦う

男子短距離種目でワールドカップ初参戦のもう1人、小原佑太。2024年パリ五輪でのエースの役目を担うことを期待される彼が、このハイレベルな大会でどういったレースを見せてくれるのか。

小原佑太は直前にロンドンで行われたSix dayに出場し、タイトなスケジュールでワールドカップを迎えることになる。それでもSix dayで強豪選手相手に戦ってきた経験と自信を武器にさらに厳しい戦いに挑んでいく。

Q:オリンピック前最後のワールドカップシーズン初戦に代表メンバー入りとなりましたが、今の気持ちを教えてください。

初めてのワールドカップなので、すごい緊張しています。

Q:強豪揃いのメンバーが集まっていますが、いかがですか?

すごいメンバーばかりですが、逆に開き直れるぐらいのメンバーなので気楽に考えながら勉強していきたいと思ってます。

Q:直前にはロンドンでSix dayにも出場されてましたがいかがでしたか?

お客さんと選手の一体感があったのが印象的でした。日本とは違う会場の雰囲気で、楽しみながら走ることができて良い勉強になりましたし、それなりの結果を出したことで(観客から)サインを沢山求められてすごい楽しかったですね。

Photo by Alex Davidson/Getty Images

Q:そんなレースを走った直後のワールドカップですが、気持ち的に楽な部分もありますか?

やはりワールドカップの方が大きな大会ですし、結果も残さないといけないので、結果を重視しながら頑張っていきたいと思ってます。

Q、アジア選手権までは先輩選手たちが戦ってきましたが、小原選手の準備状況はいかがですか?

Six dayとワールドカップへの出場が決まってからトップチームの選手たちと練習をさせてもらって、今までとは雰囲気も違ってすごい疲れが溜まってる時もありました。しかし、それでも慣れていってレースでも結果を残していかないといけないので頑張っていきたいと思います。

Q:東京五輪だけでなくパリ五輪も視野に入れたメンバー編成だと思いますが、その辺りの期待は感じてますか?

ブノワコーチからも練習が終わる毎に毎回アドバイスをもらっていて期待を感じているので、パリを目指して頑張っていきたいと思ってます。

Q:スプリントの目標を教えてください

スプリントの予選(200m FTT)では9秒84がベストタイムなので、9秒7を狙っていけるように頑張りたいと思います。まだ実戦方式をやったことがないので難しい戦いにはなると思いますが、それでも勉強という意味もある大会なので、しっかり色々なものを吸収していきたいと思ってます。

Q:対戦してみたいと思う選手はいますか?

やはりグレーツァー(オーストラリア)やビジエ(フランス)、あとはアルカンシェルを着たラブレイセン(オランダ)といった超一流の選手たちと戦ってみたいですね。

Q:ケイリンの目標は?

ケイリンは日本のお家芸でもあると思うので、日本らしい走りを見せていきたいです。Six dayでドイツのレビ選手とどういうタイミングで行けば良いかなど話をさせてもらい、良い勉強になったので、それを今回に繋げていきたいと思ってます。

出るからには入賞、優勝を狙っていきたいと思ってますので応援をお願いします。

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