3種目目:エリミネーション

エリミネーションは2周に1回、フィニッシュラインを最後に通過した選手がレースから除外され、最終的に最後まで残った選手が1位となる種目。

橋本は序盤から集団先頭に構え、危なげない走りで周回を重ねていく。

しかし徐々に人数が減る中、残り9人となったところで集団内での位置を下げてしまう。

残り7人、除外周回の鐘が鳴る中で後方に位置していた橋本が前方へ出ようとするが、隊列が横に広がり前に出れず。絶対絶命の中、スピードを落として最後尾まで下がり、一気にペダルを踏み込む。そして大外から前の選手を抜き、除外されるのなんとか避ける。

その後も立て続けに同じような状況となり、その度に後方からスプリントして難を免れていく。何回も加速減速を繰り返さなければならない状況は、体力の負担は大きいはずだが最後まで橋本の切れ味鋭いスプリントは衰えなかった。

残るはシン・ドンイン(韓国)、ザカロフ(カザフスタン)と橋本英也。再び後方から追い上げる形で制し、ザカロフが除外される。

さらに、その追い上げたスピードを利用して前に出た橋本は、シンとの1位争いもスピードで圧倒し、エリミネーションもトップで終えた。

レース後「ポジションの取り方が悪かった」と反省しつつ「それでも脚が残っていたので、スプリントと持久力、両方が備わってきたこを実感しました」と振り返った。

エリミネーションの順位

1位:橋本英也(日本)
2位:シン・ドンイン(韓国)
3位:ザカロフ(カザフスタン)

3種目目エリミネーション終了後の暫定順位

1位:橋本英也(日本)118Pts
2位:ザカロフ(カザフスタン)112Pts
3位:レン・カー・ユー(香港)104Pts

4種目目:ポイントレース