ワールドカップの前哨戦

2019-2020トラックシーズンがいよいよ始まる。全ての大陸選手権が同時進行で開催され、その2週間後にはUCIトラックワールドカップ開幕と大忙しのスケジュール。

各国大陸選手権の日程および注目国、そしてこの大陸選手権がオリンピック出場にどう影響するのか、サクッとご紹介!

オセアニア選手権【ニュージーランド 10/16〜19】

Women's Team Pursuit Final / 2019 Track Cycling World Championships Pruszków, Poland

ニュージランド・インバカーギルにて開催。注目国は世界トップスプリンターのマシュー・グレーツァーステファニー・モートンを擁し、チームパシュートでも男女共に世界王者であるオーストラリアと、同じく短・中長距離にて強豪を揃えるニュージランドなど。両者の火花散る争いに注目。

ヨーロッパ選手権【オランダ 10/16〜20】

UECトラックヨーロッパ選手権2018・男子チームスプリント

オランダ・アペルドールンにて開催。各大陸選手権の中で最もレベルが高い自転車競技の本場ヨーロッパ。注目国は言わずもがな、マティエス・ブフリハリー・ラブレイセンロリーヌ・ファンリーセンらを揃える”超”強豪のオランダ。オレンジ軍団の牙城を崩しにかかるイギリス、フランスからも目が離せない。そしてケイリンではドイツのシュテファン・ボティシャーなどにも注目が集まる。もちろん中長距離にも世界トップの選手たちが勢揃い。キルステン・ウィルトローラ・ケニーなどが世界選手権を前にガチンコバトルを繰り広げることだろう。

アジア選手権【韓国 10/17〜21】

Men's Elite Keirin Final / Asian Championships Track 2019 Jakarta

韓国・鎮川郡にて開催。

注目国はもちろん我らが日本。現在日本はケイリン世界ランク1位であり、個人ランクでも新田祐大が1位(3位は脇本雄太)となっている。また、オムニアム世界ランク2位・アジア選手権3連覇中の梶原悠未など、トラック競技で幾度となくアジア王者を排出してきた日本。日本ナショナルチームによるメダルラッシュが待ちきれない。

また、ワールドカップや世界選手権で圧倒的なスプリント力を持つ香港のリー・ワイジー(李慧詩)や、毎年団体種目で日本と金メダル争いを繰り広げる韓国、そしてオリンピックイヤーでは強力な選手を揃えてくる中国にも注目だ。

大陸選手権がオリンピックにどう影響するのか