9月15日、日本競輪選手養成所内『JKA250』で開催された『第88回 全日本自転車競技選手権大会 トラック・レース(2019全日本トラック)』男子エリート ケイリンではナショナルチームから新山響平、深谷知広、新田祐大、河端朋之、雨谷一樹、松井宏佑、脇本雄太が出走し新田祐大が優勝。2011年以来2度目の日本チャンピオンとなった。
勝ち上がり
1回戦→敗者復活戦→2回戦→準決勝→決勝/7-12位決定戦
1回戦
2019全日本トラック男子エリート ケイリン1回戦 スタートリスト
1回戦はナショナルチームメンバーが順当に勝ち上がるが、松井宏佑・雨谷一樹は2回戦へ進出することができる2着以内へ入ることができず、敗者復活戦へと回る。
2019全日本トラック男子エリート ケイリン1回戦 リザルト
敗者復活戦
2019全日本トラック男子エリート ケイリン 敗者復活戦 スタートリスト
敗者復活戦出場者は4組に分かれ、各組の1着のみが準決勝への切符を手にする。松井宏佑・雨谷一樹はそれぞれの組で1着となり、準決勝へと駒を進めた。
2019全日本トラック男子エリート ケイリン 敗者復活戦 リザルト
準決勝
2019全日本トラック男子エリート ケイリン 準決勝 スタートリスト
1組目はナショナルチームから深谷知広、新田祐大、松井宏佑が出走。深谷知広が後ろからの展開で前へ出れず、ここで決勝進出はならずに7−12位決定戦へと回る。2組目で出走した雨谷一樹も7−12位決定戦へ。
2019全日本トラック男子エリート ケイリン 準決勝 リザルト
7−12位決定戦
出走順は以下の通り。
1 | 荒川仁 | 明治大学 |
2 | 高橋晋也 | JPCA福島 |
3 | 堀航輝 | Ciel Bleu 鹿屋 |
4 | 深谷知広 | Dream Seeker Racing Team |
5 | 小原佑太 | JPCA青森1 |
6 | 雨谷一樹 | JPC |
ラスト半周になり前で競り合う小原と高橋。そこへ雨谷が続く。最終ストレートに突入し、内側から高橋、小原、雨谷の3人が横並びのスプリント勝負となり、これに勝ったのは真ん中だった小原。2着雨谷、3着高橋となる。外から捲ろうとしていた深谷は4着となり、最終結果を10位としてケイリンを終えた。
2019全日本トラック男子エリート ケイリン 7−12位決定戦 リザルト
決勝
競輪選手かつ強化指定選手が顔を揃える中、唯一の大学生として中野慎詞(早稲田大学)が決勝へ進出。
1 | 松井宏佑 | JPCA |
2 | 新田祐大 | Dream Seeker Racing Team |
3 | 中野慎詞 | 早稲田大学 |
4 | 新山響平 | JPCU青森1 |
5 | 河端朋之 | JPC |
6 | 脇本雄太 | JPC |
残り1周半で3番手にいた新田が前へ出ていくと、早稲田大学 中野慎詞もこれに付いていく。新田が完全に先頭に出たところで最終周回へ。
新田、中野の並びに続いたのは河端。先行する新田の後ろで河端は中野に並びかけようとするが、新田に付いていた中野は最後まで河端に前を譲らずフィニッシュ。1着は逃げ切った新田、2着に中野、そして後方からの苦しい展開となった河端が3着となった。