Jプロツアー所属のロードレース選手たちによる、バンクでの白熱した全く新しいレースシリーズ「バンクリーグ」が8月23日に開幕。
バンクリーグって何?
今回から始まる新レースのため、「バンクリーグって何?」と思う方も少なくないだろう。バンクリーグとはUCIコンチネンタルチームを中心としたプロチームによる、トラックレース対抗戦のことだ。普段は一瞬しか味わえないロードレーサーたちの走りを、競輪場のバンクで開催することで『観戦型スポーツ』として、より長くロードレーサーの走りを楽しむことができる。
今年の開催はRound1〜Round4までの4戦。8月23日(金)のRound1を含めた開催日程は以下の通り。
レース名 | 日程 | 開催地 | 会場予定時刻 | 終了予定時刻 |
Round1 | 8/23(金) | 名古屋競輪場 | 17時 | 21時 |
Round2 | 8/30(金) | 松阪競輪場 | 17時 | 21時 |
Round3 | 9/23(月・祝) | 広島競輪場 | 13時 | 17時 |
Round4 | 10/21(月) | 宇都宮競輪場 | 17時 | 21時 |
Round1出場チーム紹介
愛三工業レーシングチーム
7月にリニューアルオープンしたクラブハウスを愛知県大府市に構え、2019New Zealand Classicステージ4位になるなど、ロードレースにおいてはスピード系の選手が多く在籍しているチーム。2019年は、更にスピードを磨くためトラック競技にも参戦。
宇都宮ブリッツェン
栃木県宇都宮市を拠点とした日本初の地域密着型プロロードレースチーム。レースだけでなく、自転車安全教室などの地域貢献を積極的に展開し、開催している自転車教室の参加者が累計5万人を達成している。また、『バンクリーグ』創設に向けたプレイベント『トラックフェスティバル2018』の王者でもある。
キナンサイクリングチーム
昨年の全日本選手権ロードレース/ツアーオブジャパン個人・団体総合それぞれで優勝を果たしたキナンサイクリングチーム。タフなレースを得意としている選手が多いので、スタミナ勝負の逃げていくスタイルがKINANの強み。強みを生かした前へ前への積極的なレース展開を見せてくれるのか。
シマノレーシング
45年以上の歴史を持った伝統あるチーム。メンバーの入部正太朗選手が2019年の全日本選手権ロードレースの覇者だ。また、トラック中距離種目ナショナルチームに在籍する一丸尚伍も所属している。トラックレースでの絶対的スピードと瞬間的判断力がロードレースにおいても必要という考えを持っており、バンクリーグ優勝は通過点のようだ。
チームブリヂストンサイクリング
バンクを主戦場とする選手を多く擁するチーム。中距離トラックナショナルチームの選手も多く、窪木一茂や橋本英也も所属している。個人だけでなくチーム成績も2018年全日本選手権ロードタイムトライアル優勝、2019年TOJ区間優勝とロードシーンでも強さを持つ。
マトリックスパワータグ
2019 Ronda Philipinasではチーム総合優勝、2019 TOUR OF JAPANではチーム総合2位、2019 TOUR DE KUMANOではチーム総合優勝と、2019年も好調なマトリックスパワータグ。Round1出場チームでもっとも海外選手が多く、他チームとは異なるレースを見せてくれそうだ。