6月にUCIから公表された新たなトラック競技の指針についてBEAT Cycling Clubが2回目の公開書簡を発表。

BEAT Cycling ClubはHUUB Wattbikeと同様、この問題(トレードチームを2020年のオリンピック後にワールドカップから除外すること、ワールドカップの数を少なくすること)に関して既に懸念を表明している。BEATにはテオ・ボスマティエス・ブフリロリーヌ・ファンリーセンニッキー・デグレンデレら来日経験のある短距離スター選手が多数所属。日本支部『BEAT Cycling Club JAPAN』も活動するなど日本と親交が深い。

「旧時代の“アマチュア”競技へ戻る」BEAT Cycling ClubのUCIへ対する公開書簡

オンラインで抗議署名活動も行っている。

https://www.beatcyclingclub.com/blogs/news/we-need-your-support

以下、2回目の公開書簡の日本文となる:

親愛なるラパルティアン、ペルッチ、そして理事の皆様へ

2019年6月24日、我々は既に「UCIから発表されたトラック競技の改革に関する懸念」を公開書簡で提起しました。それ以来、UCIは「我々のようなトラックチームが最高レベルの大会から追放される」という私たちの懸念に対し何も対応を行っていません。トラック競技の主たる利害関係者として、私たちはこの件について議論できなかったことを非常に残念に思います。今この時にも、我々、選手たち、そしてパートナーたちは心配し続けています。だからこそ、我々はあなた方にこの2回目の公開書簡を書くことにしました。トラック競技の未来をデザインする際に我々に知らせ、参加させることを心から願っています。

これまでのところ、新たな改革について分かることは、ほんの少ししかありません。ですので、我々や他のトラックチームと全体の計画、そしてそれらの計画の背後にある理論的根拠を共有することをお勧めします。この改革の論理的根拠の一部は、大手コンサルタント会社が作成した報告書に詳述されていることを我々は理解しています。発表された計画の背後にある理論的根拠への理解を深めるために、この報告書を読んでみたいと我々は思っています。

こちらの理解が正しいならば、UCIにはこの報告を公表するようにお勧めします。

7月7日(日)にオランダのNOSニュースチャンネルで放送されたラパルティアン氏へのインタビューも観ました。そこで何らかの形の新たなトラック競技の大会を追加することを計画していると語ったことは存じています。しかし我々は議論に関与出来ていないため、この新しい計画がどんな物なのか分かりません。したがって、現時点では、新たな計画によって我々の懸念が緩和され、最高レベルでの競争を継続できるかどうかはわかりません。

「返事が欲しい」