インターハイ展望
夏の沖縄ということでどうしても懸念されるのが台風の影響である。2010年に沖縄でインターハイが開催された時にはロード競技が大雨の中で行われており、今年も天候には注意が必要になるだろう。
大型の台風上陸に伴う飛行機の欠航などもあり得るため、絶対に見逃せないレースがある場合などは多少の余裕を持ってスケジュールを確保するのがベター。
トラック競技
沖縄県総合運動公園自転車競技場は海沿いに位置している。そのため風が強いことで有名だ。
風の影響をモロに受けるタイム系の種目では選手やチームの対応力が問われることになるだろう。特にチームパシュートはペースが乱れるほど崩壊のリスクが高まるため、コンディションが悪くなればなるほど堅実な走りを出来るかどうかがタイムアップへの鍵となる。
1kmTT・500mTT・チームスプリントではホームとバックのどちらからスタートするかという運が勝敗を分けるポイントになる可能性もある。こればかりは天命を待つしかない。
強い風が吹けば牽制が入りやすくなるため、大逃げが決まる可能性も高まる。近年では、ゴール勝負になりがちなスクラッチでも積極的なレース運びをする選手が増えてきており、高校生の走りの風潮の変化にも合わせて注目したい。
ロード競技
要所要所でパンチの効いた上りが入った、メリハリのあるコースという印象。最後の頂上からゴール地点まで15kmほど平坦区間が続くのがポイントとなりそうだ。
終盤までメイン集団に多くの選手が残っているならば、間違いなく逃げは最後の平坦区間で吸収されてしまうだろう。男子は6箇所、女子は3箇所の大きい上りがあるため、ゴールスプリントに持ち込みたくない選手によるふるい落としが序盤から見受けられるかもしれない。
大会・中継情報(リンク集)
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