アマチュアチーム型
地元の友人らと共にチームを立ち上げて国際大会に出場したHUUB Wattbike Test Team。
仕事や大学と平行しながら、クラウドファンディングや学生ローンを通じて資金とスポンサーを集めてUCIレースに出場。秘めていた実力を発揮し、チームパシュート、個人パシュート種目にてUCIワールドカップ優勝の経歴を持つ。現在世界最強のアマチュアトラックチームと言っても過言ではない。
UCIトレードチームの中には、こういった有志で設立したアマチュアトラックチームも存在する。
トラック競技の未来は何処へ
プロ・アマに関係なく数々のドラマを生み出してきたのは、トラック競技が様々な背景の選手やチーム体制からなるスポーツだからだろう。そしてトラック競技は自由度が高く、多くの人たちがレースに参入できることも魅力の一つだ。一方で連盟主体のチームからすると、誰でも入れるように見えてしまうのかもしれない。
現在UCIはこれらのトラックチーム(プロ・アマ問わず)を2020-21年シーズンのワールドカップから排除する方向で動いている。そしてその詳細は9月末のロード世界選手権の期間中に発表される見通しだ。
もしUCIによって2020年以降の変革が施行された場合、現存のトラックチームの選手、スタッフたちは今後どのような変遷を辿っていくのだろうか。
参考:※1 ※2) UCI Cycling Regulations Track Races 第7章 9項 より