BEAT Cycling Clubはテオ・ボス、マティエス・ブフリ、ロリーヌ・ファンリーセン、ニッキー・デグレンデレら来日経験のある短距離スター選手多数所属の、オランダを本拠地とする強豪チーム。ボスやブフリが短期登録制度で日本の競輪で走っている他に、トレードチーム除外問題に関する公開書簡を発表するなど、今なにかと話題に上がるチームだ。
BEATの日本支部、『BEAT Cycling Club JAPAN』(以下BEAT JAPAN)も活動している。その結成については過去の記事で紹介してきた。
今回の記事では、BEAT JAPANが公式イベントとして実施した競輪選手に向けてのサマーキャンプの取材の様子をお届けする。伊豆の競輪選手養成所で6月10日~14日に実施され、我々はその終わりも近い13日に潜入した。一体どんなトレーニングが行われていたのか?
【トラック練習】
梅雨の時期にも関わらず奇跡的に晴れた日。テオ・ボス先生曰く、「今日は加速力を鍛える日」。
準備運動のあとに行われたのは、短距離(100~200m程度だろうか?)でのダッシュ。休みを挟みながら数本。じっくり、みっちり練習している。
素人目に面白く映ったのは、短距離の練習をする際は距離が短いため、我々一般人が想像するような汗に塗れた練習ではないということ。短い距離で全てを出し切る練習というところだろうか・・・・・
【ロード練習】
「リカバリーロード」ということで、近所の川辺に集まって1時間程度のロード練習。
でも「リカバリー」なのに自転車乗ったら疲れるんじゃないの?教えてテオ・ボス先生!
ボス:適度な運動で疲れた体をリカバリーさせるんだよ。ずーっと強度の高い練習をしてきたから、血の巡りを良くしないとね。
ということで颯爽と消えていったBEAT JAPANのメンバーたち。
筆者は一人で待つことに・・・・・・
1時間後・・・
んっ?誰かが前に出ているぞ?
テオ・ボスだ!
単独フィニッシュ!!優勝です!!
・・・ってなんですかこれは(笑)
ボス:なんか雰囲気出るでしょ(笑)
楽しくリカバリーをこなしたBEAT JAPANメンバーだった。
【交流会】
基本的に練習メニューは非公開だが、どうやらキャンプの初日と3日目にはテオ・ボスによる「レッスン会」なる秘密の会が行われていた模様。残念ながら今回我々が同行したのは単なる親交を兼ねた食事会。
しかし・・・
でかい!!
なんと900gの「チャレンジステーキ」に挑戦するメンバーたち。凄い!凄いぞBEAT JAPAN!!テオ・ボスの練習メニューはやっぱりハンパないっ!
ボス:いや、別に食べなくても・・・折角この店に来たから皆食べてるだけでしょ(笑)
って練習の一環じゃないのかい!!
なんてことを思いながら取材の1日は終わりました。