勝ち上がり方式

【夏】インターハイまで

インターハイへ出場するためには、まず初めに各都道府県ごとに開催されている大会でブロック大会への参加資格を得る必要がある。埼玉県の様に県内の競技者が多いところでは県大会から激戦が繰り広げられるが、一方で県内に1校しか加盟校が存在していないためにほぼ自動的にブロック大会まで進むことが可能な県もある。

ちなみに自転車競技は他のメジャースポーツと比べると競技人口が少ないため、都道府県規模の大会の下に高体連の地区大会は存在していない。

平成30年度インターハイ自転車競技

県大会を勝ち上がると、次はブロック大会に臨むことになる。これは関東や東海、近畿などのように地方ごとに都道府県が分類された中で行われる大会である。尚、高体連で扱われている地方ごとのブロックの定義は、世間一般で用いられる地方の区分とは少し異なる。

高体連の場合のブロックの区分は下記の通りだ。

ブロック名 都道府県
北海道ブロック 北海道
東北ブロック 青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島
関東ブロック 茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・神奈川・千葉・山梨
北信越ブロック 長野・新潟・富山・石川・福井
東海ブロック 静岡・愛知・岐阜・三重
近畿ブロック 滋賀・和歌山・奈良・京都・大阪・兵庫
中国ブロック 岡山・広島・鳥取・島根・山口
四国ブロック 徳島・香川・高知・愛媛
九州ブロック 福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄

各ブロックに所属している学生の人数に比例するような形でインターハイへの出場枠が割り振られている。各都道府県から勝ち上がってきた高校生たちは、この数少ない枠を巡ってしのぎを削ることとなる。ブロック大会に集まった猛者を倒さなければインターハイへの道は開けない。

【秋】全国選抜まで

千葉競輪場

全国選抜の場合は、各都道府県毎に割り当てられる参加枠を都道府県単位で開催される新人戦の結果によって争う形となっている。多くの1年生にとっては初めての全国挑戦へのチャンスである。

出場枠数はその県に登録している高体連の自転車競技者の人数に比例する形で割り振られている。

また、今までにインターハイや国体などの全国規模の大会で優秀な成績を納めた実績のある選手には、都道府県毎の枠とは別に特別枠として個人で参加権が与えられる。

どんな種目が行われているの?