女子ロードレース界のパイオニア

皆さんは女子ロードレーサーの先駆者をご存知だろうか?ロードレースの全日本選手権11連覇、オリンピックにはシドニー・アテネ・北京の3大会に出場し、日本女子で史上初めての欧州でプロ契約を結んだ伝説のレーサー、沖 美穂。

彼女は2008年に現役を引退。その後は競輪学校で教官になり、オリンピックを目指す自転車選手たちを女性ならではの視点でサポートしたりと、引退後も自転車界で活躍してきた。

3月13日、日本が誇る女子ロードレーサーが立っていた場所は学びの校舎であった。場所はお茶の水にある順天堂大学。

数多くの著名なアスリートを輩出している都内の有名大学に大学院生として進学し、この日に修了式を迎えていた。

現役を引退してからは女性として初めての競輪学校の教官になるなど彼女にしか進めない道を歩いてきた。そしてまた新たな一歩を踏み出す日が来ていたのだ。

沖さんが在籍したのはスポーツ健康科学研究科博士前期課程。勉強/研究したのは、彼女ならではのテーマ「ガールズケイリン選手にとっての股ズレや男社会性の極めて強い競輪界で気づいて欲しい女性ならではの問題について」だ。

研究は彼女にしか見えない、女性自転車選手だったからこそ気づく女性の悩みや問題などに焦点を当て、問題を提起している(詳しい内容は夏をメドに順天堂大学の公式WEBサイトで公開される予定)。A4用紙100枚ほどの研究の成果は凄まじいという他にない。

毎日新聞の記事も参照
https://mainichi.jp/articles/20190305/k00/00m/050/072000c

自分の集大成を作りたいと思っていた