「何色のメダルを目指しているのか、を忘れず」レース後インタビュー

Men's Keirin Final / 2019 Track Cycling World Championships Pruszków, Poland

ゴールした時、闘いきっていない感じがありました。残り半周から踏み込むべきだったんですけど、様子を見てしまい踏み込みのタイミングをずらしてしまった結果が、このメダルの色なんだなと思います。準々決勝は危ない感じがありましたが、勝ちたいという気持ちで何とか勝ち上がる事ができました。
決勝も、もっと自分を奮い立たせる事ができれば(メダルの色も)もっと良い色が獲れたのかな、と。

レース前に不安とか恐れは全くありませんでした。むしろ去年はこの場面を、悔しい思いを抱きながら応援していて、あの場所へ自分も絶対に立ちたいという想いでここまで来たので、絶対にメダルを獲ってやるという気持ちでいました。

身体は出来上がっていましたが、気持ちが闘いきれていなかったな、と今は強く感じます。

ゴールした瞬間「銀か〜…って思いました(笑)」レースが終わった後、涙が出ちゃうのかな?と思っていたけれど、実際はそんな事なく、もうちょっといきたかったな、という想いの方が強かったですね。今は嬉しいよりも、悔しい気持ちの方が強いので、また1年間、苦しい時にこそ「何色のメダルを目指しているのか?」という事を思い出しながら、来年の世界選手権へ向けて励んでいきたいと思います。

この銀メダルは、オリンピックシーズンが始まってから非常に重要度が増しています。来シーズンの世界選手権までが、オリンピック出場枠の闘いとなっていくので、まだまだ油断はできません。

次の目標はまだはっきりとはわかりませんが、まずは来シーズンのワールドカップへ向け、しっかりと体調を整えていきます。特に怪我が今後を左右する部分になってくるので、怪我をせずにしっかりと走り続けられるという事が一番重要かなと思っています。

(レース詳細レポートは3月1日夜に公開予定)