2人1組になってポイントレースを行う「マディソン」。『2018-19トラックワールドカップ第6戦』で日本からの出場は無かったものの、今大会には18チーム36人が出場した。この種目はトラックを120周、距離は30kmで争われる。
メンバーは異なるが、第5戦で優勝したニュージーランド(セクストン/スチュワート)、強豪オーストラリア(オブライエン/ウェルスフォード)、そしてフランス、ポーランドなど欧州の実力者たちも出場の一戦であった。
レースはコツコツとポイントを貯めていくフランス、ニュージーランド、ポーランドに対し、一気に1周追い抜きで大量得点を重ねるオーストラリアという構図で進む。
残り10周を切り、ほぼ勝利を手中に収めたのはオーストラリアで、それまでの獲得ポイントは27、次いでニュージーランドは23、ポルトガルは19、フランスは15。
ここからの局面、オーストラリアはニュージーランドを徹底マークしていれば優勝は目前であった。しかし、何故かニュージーランドを先に行かせてしまい、レースは最終周回を迎える。
フィニッシュの順位はニュージーランドが1位で10ポイント獲得、合計33ポイントへ大逆転。オーストラリアは4位でフィニッシュ、2ポイント獲得の合計29ポイントとなった。
ニュージーランドが最後にポイント差を逆転しての優勝。最後にミスを犯したオーストラリアが2位、そして3位にはポルトガル。見事な大逆転でニュージーランドが第5戦へ続き、優勝を果たした。