2人1組となってポイントレースを行う「マディソン」。トラック80周、距離20kmの戦いに参加したのは計18チーム、36人。2017年の世界選手権を制したベルギーチーム(コペツキー/ドール)、2018年の世界選手権で銀メダルを獲得したオランダチーム(ウィルト/ピータース)が参戦する中、日本からは古山稀絵中村妃智がチームを組んで出場した。

この種目は10周ごとにポイント獲得周回があり、それぞれ1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着2ポイント、4着1ポイントが得られる(最終周回はこのポイントが2倍得られる)。またメインとなる集団を頑張って1周追い抜いた場合、特別に20ポイントが加算される。

Madison / Men's Omnium / Track Cycling World Cup VI / Hong-Kong

Netherlands (WILD Kirsten, PIETERS Amy)

レースは1周追い抜きを果たすチームは無かったものの、2強による絶対的なコントロールの元に進む。合計8回あるポイント獲得周回でオランダが7回(1着4回、2着3回)、ベルギーが8回(1着1回、2着3回、3着4回)と他の追随を許さず、2チームでの火花が散った。

結果的にスプリント力に勝るオランダが合計29ポイント、ベルギーが24ポイントと5ポイント及ばず、オランダがこの種目の優勝を決めた。ベルギーチームは今シーズンのワールドカップに計4回参戦し、これで2位が2回、3位が2回と、またしても優勝を逃す形となった。3位は12ポイントでイタリアチーム。

尚、日本チームはポイントを獲得することはならず、最終成績を11位としてこの種目を終えた。

最終結果PDF