男子チームパシュート、ポジティブなステップ

Q:では男子チームパシュート、決勝の走りはいかがでしょうか?

橋本が遅れてしまいましたが、彼は今シーズン手術だったり怪我だったりと、難しい時期を過ごしています。先頭交代時に遅れてしまいましたが、チャレンジをした結果ですし、選手たちは皆、出来る限りのことは行いました。

橋本に関しても、世界選手権までに練習を重ねていけばもっと良い走りがこのチームで出来ると思います。

Q:橋本が少し離れた時に少し待つという選択肢は無かったのでしょうか?

60km弱で走っている時、お互いの声を聞くのは難しいし、仮に前の2人が橋本が遅れたことに気づいていても、気づいていなくても関係ないですね。復帰を待っていたとしたら、いずれにせよ勝てなかった事は間違いありません。

Q:最初の2kmはかなり飛ばしていたようですが、その辺りは作戦ですか?

2kmまでは韓国とほぼ互角でしたね。我々はスタートを速くして、そしてレース中にも再び加速しなければ勝てませんでした。最初の2kmがスピードを持って走れたことはポジティブなステップだと思っています。

ここまでのワールドカップで同じようなことをしようと試みてきましたが、なかなか実現しませんでした。今回は試みたステップが実現できたので、銀メダルという結果はもちろん悔しいですが、出来ることをきちんと行った上での結果なので、選手たちがここから学べることを願っています。

女子チームパシュートの迷い