廃止から一転、国際企画の自転車トラック競技場へ
千葉市は廃止の方針となっていた市営千葉競輪の事業を、国際規格の250m木製トラックを有する屋内型競技場へ建て替えを行った上で継続すると発表した。2020年度中のオープン、レース開催を目指す。
国際規格に準拠した250m屋内木製トラックへ建て替えることで、世界選手権などの国際大会を開催する事も可能となる。また、多目的競技場とし、自転車競技以外のスポーツ・イベントも開催可能なアリーナとするとしている。
2017年度末に廃止が予定されていた千葉競輪場
1949年にオープンした千葉競輪場は車券売上が長期低落傾向に歯止めがかからない状況続いていた。昭和40年代には100万人を超えた入場者数が、現在は年間10万人を下回り、2018年度からは単年度赤字が継続する見込みとされ、施設老朽化の大規模修繕費を捻出することが困難とされ、2017年度末での事業廃止が予定されていた。しかし、国際規格に準拠した屋内木製の250mバンクへ建て替え案が浮上。国際ルールへ準拠した競輪の開催で収入増を見込む。
JKA(ケイリン・オートレース振興法人)においても、日本国内唯一の国際規格自転車競技場である伊豆ベロドロームにて、2017年3月に250競輪のテストランを実施。今後、観客を入れたテストイベントを実施予定としている。
①千葉競輪について国際規格の250m屋内木製トラックを有する多目的競技場を事業者負担にて整備し、平成32年度中の供用・競輪実施を目指すことを市議会代表質疑にて表明。競輪業界にて4月に設置された「250KEIRINワーキンググループ」と歩調を合わせる形で具体的な調整・協議を進めます
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2017年9月13日
②国際規格の競輪実施により、日本の競輪選手が国際競技において活躍することが見込まれるほか、千葉競輪において世界選手権などを開催することも可能となります。
千葉市の自転車スポーツ振興、さらに競輪以外にもスポーツ・イベントが開催可能なアリーナとして地域活性化にも資すると考えています。— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2017年9月13日
今日は千葉競輪場は1日バンク改修工事👷でした!天候や落車で出来てしまったひび割れやきずを暑い中作業してくださった方々に感謝です。関係者の皆様ありがとうございます!丁寧に作業してくださったおかげで安全に走れます😊🌟#千葉競輪場 pic.twitter.com/76bWYrsEKU
— Mai Tanaka(ガールズケイリン) (@1zz5Tzma) 2017年6月4日