準々決勝
ベスト8のメンバーが4組に分かれて対決する準々決勝は2本先取で勝ち抜きとなった。
新田の相手は今大会のケイリンで銀メダルを獲得したムハマド・シャローム(マレーシア)。そして深谷と渡邉はこの準々決勝で対決することとなった。
新田vsシャローム
1本目。新田が前、シャロームが後ろでレースが進む。両者のスピードが上がり、残り1周へと入る4コーナー手前。新田の内側に空いたスペースをシャロームがついて前へと出ると、残り1周を切って両者がスプリント体制へと入る。新田が3コーナーから4コーナーにかけて追い上げるも届かず。1本目をシャロームが先取した。
2本目。今度は新田が後ろから攻める形でスタートする。しかし残り2周となる前に新田が前に出て、位置関係が変わり、シャロームが後ろから新田を睨みながら進む。残り1周、新田とシャロームの間は1車身程度。新田が内側、シャロームが外側で最終ストレートへ。最後はシャロームが新田をかわして先着。この結果、シャロームがストレートで勝ちあがり、新田は準々決勝敗退が決まった。
深谷vs渡邉
日本人同士の戦いとなった準々決勝4組。1本目は渡邉が制して、2本目へ。
スタート後は渡邉が前、深谷が後ろとなってゆったりと進む2人。徐々にスピードを上げていきながら、深谷が上へ下へと動いていき、それを振り返りながら位置確認をする渡邉。
残り1周を切りスプリント体制に入ると、深谷がアウトから攻め上がるが、渡邉が粘って最終コーナーへ。フィニッシュラインには渡邉が先着し、深谷をストレートで下して準決勝進出を決めた。