『競輪ワールドシリーズ2026』の第2戦が6月26日(金)に、福岡県・小倉競輪場にて初日の開催を迎えた。台風の接近に伴い、1日を通して雨が降り続けるも、屋内ドーム型の小倉競輪場では影響なくレースが行われた。日本競輪発祥の地・小倉で外国人選手と日本の選手たちが白熱したレースを繰り広げた。
本記事では、初日で外国人選手が出場したレースのレポートと、2日目の出走表と並び予想を掲載する。
6R 開幕戦に引き続き快勝のエレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)
| 車番 | 選手名 | 府県/期別 |
| 1 | 加藤 恵 | 青森/112期 |
| 2 | 南 彩乃 | 群馬/112期 |
| 3 | エレセ・アンドルーズ | ニュージーランド |
| 4 | 浜地 晴帆 | 三重/122期 |
| 5 | 中川 諒子 | 熊本/102期 |
| 6 | 小林 優香 | 福岡/106期 |
| 7 | 山口 優依 | 愛知/124期 |
最終周に入ると後方のアンドルーズ(赤)が隊列を外から追い越し、一気に先頭へ。小林(緑)が追走し、2人で後続との差をどんどん広げていく。
小林も懸命に追走するが、アンドルーズが先頭を譲らず、そのままフィニッシュ。アンドルーズが第2戦の初戦で快勝を収め、第1戦からの連勝を4に伸ばした。
競走結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B |
| 1 | 3 | エレセ・アンドルーズ | 11.6 | 捲り | B | |
| 2 | 6 | 小林 優香 | 1車身 | 11.6 | マーク | |
| 3 | 7 | 山口 優依 | 9車身 | 12.4 | ||
| 4 | 1 | 加藤 恵 | 3/4車身 | 12.4 | H | |
| 5 | 2 | 南 彩乃 | 1車身1/2 | 12.4 | ||
| 6 | 5 | 中川 諒子 | 1車身1/2 | 12.7 | ||
| 7 | 4 | 浜地 晴帆 | 3/4車身 | 12.6 |
1着 エレセ・アンドルーズ コメント:「明日も勝ってタオルを投げ入れたい」
レースの前は少しだけ緊張していました。新しい場所ですし、選手のこともまだよく知りませんから、慣れていかなければいけません。脚の調子も良く、スプリントも上手くいったので今日のレースは全体的に満足しています。
(勝利後にファンにタオルの投げ入れに失敗し)タオルを上手く投げ入れることができませんでした。まずは明日も勝って、今度は上手く投げられるように頑張りたいです。
7R 世界選手権3冠 ファンデルワウの競輪デビュー
| 車番 | 選手名 | 府県/期別 |
| 1 | 齊藤由莉 | 神奈川/128期 |
| 2 | 渡口まりあ | 山口/114期 |
| 3 | 布居光 | 和歌山/118期 |
| 4 | 石井寛子 | 東京/104期 |
| 5 | 梶原百香 | 福岡/114期 |
| 6 | へティ・ファンデルワウ | オランダ |
| 7 | 日野友葵 | 愛媛/108期 |
打鐘の残り1周半のタイミングで最後方からファンデルワウ(緑)がスプリントを開始。途中、石井(青)の牽制を受けながらも、最終周に入ると先頭に立つ。
石井が追走するものの、そのまま押し切って1着。牽制を受けながらも地力の差を見せ、初めての競輪を勝利で飾った。
競走結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B |
| 1 | 6 | へティ・ファンデルワウ | 11.8 | 逃げ | HB | |
| 2 | 4 | 石井寛子 | 1車身1/2 | 11.9 | マーク | |
| 3 | 3 | 布居光 | 3車身 | 12.1 | ||
| 4 | 2 | 渡口まりあ | 1/2車身 | 12.0 | ||
| 5 | 1 | 齊藤由莉 | 3車身 | 12.2 | ||
| 6 | 5 | 梶原百香 | 3/4車身 | 12.0 | ||
| 7 | 7 | 日野友葵 | 大差 | 13.1 |
1着 へティ・ファンデルワウ コメント:「仕掛けに合わせてスプリントできた」
自分のタイミングで仕掛けられたらと考えていたなかで、状況をよく見て、少し早めに前に出られたことが良かったと思います。(途中の牽制に対して)展開を見て、上から抜かないといけなくなりました。もう少し待つつもりでしたが、石井選手が仕掛けたので自分も合わせていきました。
初めての競輪なので緊張感はありました。どんなレースになるのかもわかりませんし、普段はもっと見知ったスタッフもたくさんいるので、場所や環境も含めていろいろな違いがあります。コンディションは良いですが、まだ数日前に日本に着いたばかりです。しっかり休んでもっと強いレースができるようにしたいです。
10R 競輪経験を見せたトゥルーマン(イギリス)が逃げ切り勝ち
| 車番 | 選手名 | 府県/期別 |
| 1 | 大石剣士 | 静岡/109期 |
| 2 | 稲吉悠大 | 福岡/92期 |
| 3 | 増原正人 | 広島/98期 |
| 4 | ジョセフ・トゥルーマン | イギリス |
| 5 | 青柳靖起 | 佐賀/117期 |
| 6 | 加倉正義 | 福岡/68期 |
| 7 | 才迫開 | 広島/101期 |
残り2周に入ると、後方から上がってきた才迫(橙)-増原(赤)に対して、先頭を走っていたトゥルーマン(青)-大石(白)は一度後方に引く形に。
しかしトゥルーマンが2コーナーにかけて、横に膨らんだ隊列を縫うように抜け出し先頭に立つと、スプリントを開始。
約1周半のロングスプリントを仕掛け、後続から逃げ切り1着でフィニッシュ。豊富な経験を活かしたテクニックを見せ、会心の勝利を果たした。
競走結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B |
| 1 | 4 | ジョセフ・トゥルーマン | 11.2 | 逃げ | HB | |
| 2 | 5 | 青柳靖起 | 1車身 | 11.1 | マーク | |
| 3 | 1 | 大石剣士 | 1/8車輪 | 11.0 | ||
| 4 | 7 | 才迫開 | 1車身1/2 | 11.1 | ||
| 5 | 3 | 増原正人 | 2車身 | 11.1 | ||
| 6 | 2 | 稲吉悠大 | 5車身 | 11.5 | ||
| 7 | 6 | 加倉正義 | 大差 |
1着 ジョセフ・トゥルーマン コメント:「速いだけでは競輪はダメ」
このレースに勝ててとても嬉しいです。コンディションもとても良いと思います。走る前にはプランは決めず、柔軟に走ろうと思っていました。日本の競輪は速いだけではダメで、テクニックが必要になります。今日のレースは上手くいって良かったですね。
(フィニッシュ前に迫ってきていた青柳選手に対して)とても強い選手なので競り勝つことができて嬉しいです。明日も精一杯頑張ります。
11R これが“世界最速”の走り リチャードソン(イギリス)がバンクレコードに迫る
| 車番 | 選手名 | 府県/期別 |
| 1 | 久島尚樹 | 宮崎/100期 |
| 2 | 河合佑弥 | 東京/113期 |
| 3 | 伊藤裕貴 | 三重/100期 |
| 4 | 柿本大貴 | 東京/113期 |
| 5 | マシュー・リチャードソン | イギリス |
| 6 | 吉川嘉斗 | 徳島/105期 |
| 7 | 内藤久文 | 愛知/117期 |
リチャードソン(黄)-久島(白)-吉川(緑)-内藤(橙)-伊藤(赤)-柿本(青)-河合(黒)の並びで周回を重ねる。
打鐘の残り1周半のタイミングでブロックを受け、前に出られないリチャードソン。しかし、後方に引き、残り1周に入ったところでスプリントを開始。
強烈なスピードで隊列を一気に追い抜いていくと、その差を広げてフィニッシュラインを通過。バンクレコードの10秒5には0.1秒届かなかったものの、初日から“世界最速”のスピードを見せつけ、勝利を収めた。
競走結果
| 着 | 車番 | 選手名 | 着差 | 上り | 決まり手 | H/B |
| 1 | 5 | マシュー・リチャードソン | 10.6 | 捲り | B | |
| 2 | 2 | 河合佑弥 | 4車身 | 11.0 | 捲り | |
| 3 | 7 | 内藤久文 | 3車身 | 11.2 | ||
| 4 | 3 | 伊藤裕貴 | 1車身 | 11.1 | ||
| 5 | 1 | 久島尚樹 | 1/2車輪 | 11.2 | ||
| 6 | 6 | 吉川嘉斗 | 4車身 | 11.5 | ||
| 7 | 4 | 柿本大貴 | 3/4車身 | 12.0 | H |
1着 マシュー・リチャードソン コメント:「明日はもっと速く」
今日はラインを組む久島選手に合わせて少し緩やかにペースを上げていきました。途中ブロックを受けて少し引く形から、最終的にはスプリントで抜く展開になりました。
初めての競輪でしたが、調子は良かったと思います。初日から10秒6のタイムが出せたことは良かったです。展開にもよりますが、明日はもっと速く走れると思います。
(トラック競技との違いを聞かれ)ブロックなどもありますし、今日は安全にレースを進めましたが、明日からは厳しいレースになると思います。
