今年も波乱含みのKEIRINグランプリ

レースに出場したのは以下の9人。

1番車:三谷竜生
2番車:浅井康太
3番車:脇本雄太
4番車:新田祐大
5番車:村上博幸
6番車:清水裕友
7番車:平原康多
8番車:武田豊樹
9番車:村上義弘

スタートと同時に先導の後ろを取ったのは新田だった。その後ろに平原、武田、浅井、清水と続き、近畿の4人、脇本、三谷、村上(義)、村上(博)という並びとなった。

1周400mのバンクでレースは残り2周手前まで動かず。

残り2周手前、最初に動いたのは6番の清水。先頭へ向け加速しポジションを上げていく。

清水が先頭となったのは残り1周半、その直前では6番手にいた脇本が踏み込み加速していた。

脇本は自分の後ろに続く近畿勢を引き連れて前へと位置を上げていく様子を見せる。しかし脇本の前にいた浅井が横に動いて牽制し、脇本が大きく外側へと膨らむ。激しい攻防となるが一気に3コーナーを抜けて先頭へと踊り出た脇本。レースは脇本、三谷、村上(義)、村上(博)、清水、平原、武田、浅井、新田の順番となり残り1周へと入る。

先頭の脇本を筆頭に逃げる近畿勢だが、最終バックで清水が外から加速して前へ。だが三谷が3コーナー手前で清水をブロックし、清水が失速。そして清水と三谷の攻防の際に後方で前へとチャンスを伺った平原が村上(義)と接触し、2人がもつれて落車が発生する。

7人の勝負となったレースは脇本が先頭で最終コーナーを抜けていくが、三谷、浅井も良い位置に付けて最終ストレートへ。最後は三谷が先頭の脇本を交わし、その外から浅井、そしてなんと最後尾にいた新田が最後に脅威の追い上げで前へと上がる。

フィニッシュは三谷、浅井、脅威の追い上げを見せた新田が3着となり、平成最後のグランプリを締めくくった。

尚、脇本は最後に粘れず最終結果は5着となった。

母のために優勝するという想いで来た