優勝:佐藤水菜
Q:2年ぶり2度目のグランプリ制覇、しかも年間グランプリスラム達成です。
アップの前に、しっかりと自力を出して頑張ろうと決めていました。それを実現して優勝することができて本当に嬉しいです。
Q:レースプランはどのように考えていましたか?
あまり事前にプランは考えないタイプなので、レースを見て、その場で判断しようと思っていました。ただ、本当にがむしゃらに、一生懸命ゴールまで走ったことしか覚えていなくて、レースの記憶はほとんどないくらいです。
Q:残り1周を前に先頭に出て賭けきる、非常に強いレースでした。
ホームを取って、逃げ切れたのは嬉しいですね。
Q:大きなプレッシャーを抱えてのレースだったのではないでしょうか?
そうですね……やっぱりグランプリスラムというプレッシャーはあったので、それから解放されて、来年からは少しリラックスして走れると思います。ただ、今日に関しては、今年の締めくくりのレースだし「納得いくような走りをしよう」と思って臨めたと思います。
Q:賞金の使い道は決めていますか?
どうしましょうかね……貯金します(笑)。
Q:この優勝をどなたに伝えたいですか?
まずは、先日引退された師匠である(對馬)太陽さんと、今オーストラリアにいるジェイソン(・ニブレット ナショナルチームコーチ)に1年間の感謝を伝えたいですね。あとは家族と、日頃応援してくださるファンの方々、サポートしてくれた皆様にも感謝したいです。
Q:今後の予定は決まっていますか?
明日から、伊豆で練習が始まります。以降は、練習のスケジュールが少し変わったので、1月の伊東温泉競輪に出場する予定です。
Q:競技の方のスケジュールはどこが目標となりますか?
まずは、3月上旬にある『ワールドカップ第1戦』が目標です。オリンピックポイントがかかるのは10月の『世界選手権』からですが、来年は「競輪ワールドシリーズ(外国人選手招聘レース)」も復活します。海外からすごく強い選手が来てたくさん刺激をもらえると思うので、それまでにしっかりと経験値を積んでおきたいですね。
Q:最後にあらためて、来年への抱負を聞かせてください。
毎年、「前年以上の結果を」と思いながら挑んでいるなか、今年はあまりにもうまくいってしまった感はあります。特に競輪に関してはわかりやすい数字や結果は難しい部分はありますが、自分の能力を高めていき、今年以上の成績を残せるように競技も競輪も頑張っていきます。
2着:尾崎睦
自分の力を信じて、自分でやろうと思っていました。最終周のところで3番手に入れていればもっと面白くなっていたと思いますが、勇気を持ってまくりに行けたらのは、今までの自分にはなかった部分。1年間やってきたことは間違ってなかったとは思います。一方で、このレースに関しては1着以外は意味がないと思っています。まだまだ、日々の積み重ねが足りなかったと感じます。
(たくさんの声援を集めたが?)スタート前からたくさん名前を呼んでくださって、ゴールした後も歓声をいただけた。応援してくれた方々の顔や声援は忘れずに、これからも頑張っていきたいです。G1では良いところがない1年でしたが、このグランプリで自分の力を出し切れたというのは良かったと思います。1年間面倒を見てくれた梅川(風子)さんにはすごく感謝しています。来年からは赤いパンツを履かせてもらうので、その自覚を持って、明日から……いや、1月から(笑)、目の色を変えて頑張ろうと思います。
3着:久米詩
(梅川)風子さんの後ろから、という想定通りで落ち着いて走れていたのですが、打鐘のあたりから狂ってしまいました。(尾崎)睦さんも強い気持ちで仕掛けていたので、それに乗ってどこまで行けるかなという感じでしたが……最後は3着に入ることはできましたが、1着じゃないと意味がないと思っています。去年は4番車で4着、今年は3番車で3着なので、あと2年かかるかもしれません(笑)。
4着:梅川風子
初手の位置にこだわりはなかったですが、とにかく逃げてサトミナ(佐藤水菜)に勝つ、ということを考えて迎えたレースでした。でも、打鐘のところで判断をミスしてしまい逃げられず、中途半端な形に。もったいないことをしました。脚だけでなく、判断力や対応力がまだまだなので、その部分も磨いていきたいです。
5着:児玉碧衣
(うまく2番手に収まったが)むっちゃん(尾崎睦)が横に来たところでビビって内に降りてしまった。技術の甘さが出たと思います。新車でしたが、そのおかげでここまで戦えたと思っています。もっと経験値を積んで、来年頑張ります。打倒・サトミナです。
7着:山原さくら
集合30分前までセッティングをいじって、自分の踏める位置を探していました。残り半周で行ければ良かったのですが、少し怖さもありました。来年は、タイトルを取ってこの舞台に立ちたいです。
6着:坂口楓華
展開はある程度掴めていましたが、それをものにするというのは難しいですね。来年からは赤いパンツを履くこととなるので、それに恥じないようにという思いと共に、攻める気持ちでやっていきます。
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